2010年01月13日(水曜日)
2401.石油ストーブの威力はすごい
昨日から最大級の大寒波が日本国中を襲い、
大雪と暴風を各地にもたらした。
テレビによると鹿児島まで積雪があったそうで、
普段まったく雪のない長崎などの地方では、
わずか数センチの積雪で空港が閉鎖状態になったりしていた。
不謹慎ながら、
洗車・コーティングビジネスの立場からするとこれでまた大忙しになる。
温度が下がると汚れは着きにくくなるが、
いったん汚れが着くとしつこい汚れになって
水や洗剤の活性力も下がっていることも手伝って、
洗っただけではなかなか落ちにくくなる。
寒波が来ると雪や露、融雪剤などで車が汚れるだけでなく、
汚れが落ちにくくなるのだ。
温度がO℃から数℃にまで下がると、
コーティングしてある車とそうでない車とでは洗いやすさがまるで違う。
コーティングをしてある車、それも特にガラスタイプを施工の車はさっと汚れが落ちる。
理論的な理由はいろいろ考えられるが、
それよりも、実際に洗ってみるとその差は歴然としていて、
これは店舗のスタッフも口をそろえて言うところを見るとかなり違うようだ。
コーティングの宣伝文句としてあまり訴求力はないが、
「キチンとしたコーティングは、洗車がすごく楽になる。」これは大きなメリットだ。
なぜならば、
車のユーザーは63%までが自分で車を洗っており(消費者アンケートによる)
「洗いやすさ」は、実質的にユーザーの大きなメリットになっているはずだから。
極端な閑散期であるはずの1月、
車の塗装を保護するコーティング、寒い時にこそメリットの大きいのか、
特にコーティングに強い店舗において
なかなか本格的に閑散として来ない誤算は、ありがたいことだ。
寒波の中、昨日の新年会の会場もとても寒かった。
椅子を約150人分並べた広い会場を
据え付けてあった大型のエアコン3基で目いっぱい暖房したが
上半身はともかく、足元が非常に冷たくて厳しかった。
そこで会の途中から、
出荷倉庫の「石油ストーブ」を二台持ち込んで点けたら
嘘のように足元が暖かくなって、
みんなの顔がほころんできたのがよく分かる。
本当に寒い時には、
電気のエアコンよりも石油ストーブの方がうんと威力があることを、身をもって経験した。
寒い地方の代表、北海道の人は真冬でも部屋の中をガンガンに暖かくして、
半袖姿で冷たいビールを飲むと聞いた。
この地では、脱CO2がいくら叫ばれようとも、
エアコンとは熱量がまるで違う石油ストーブとは、
当分縁が切れることはないだろうな。そんなことを思った。
おお、寒い、寒い。