2009年12月19日(土曜日)
2380.年末らしく寒くなってきた
素晴らしく冬らしい冬になっている。寒い!
日本海側の天気予報には「大雪」「風雪」「なだれ」「雷」などの注意報が軒並み出ていて、
中には「着雪注意報」という聞き慣れないものまで出ていた。
晴れている太平洋側でも気温がぐっと下がり冬らしくなっている。
寒くなるといよいよ年末が近づいている実感が湧いてくるのは、
私たちだけでなく、お客様もそのようだ。
快洗隊の各店から、全国のキーパープロショップから、
お客様のご来店が年末らしく活発になってきているとの声が聞こえる。
しかしこれから
普段の仕事の質とスピードがどんなレベルに保たれているかが問われてくる。
少し前に書いた「暇だからやる仕事はない」に対してコメントを複数いただいて、
中には辛らつなご意見も頂戴しているので、
最後に少しだけ書き足す。
洗車・コーティングビジネスは雨の日、極端に暇になるという特徴を持っている。
二人のお客様が重なる時は、まず、ない。
一人で勤務することもあってしかるべきと考える。
なぜならば
暇に決まっている日に複数のスタッフがいれば「暇だからやる仕事」が出来てくる。
しかし「暇な時にだけやればいい仕事」はないはずなので、
普段でもやるべき仕事が「暇がないからやれない。」でされなくなってくる。
店が汚れ、荒れてくる。
もっと大切なことがある。
もちろん、店に二人のスタッフがいて一台の車だけを作業するなら、
二人で協力して仕事をやるべきだ。
しかし、暇ではない時までそれをやっていると、つまり必要以上の人がいると、
一人ですべき仕事を二人でやる習慣がついて仕事のスピードが必然的に落ちる。
と同時に、仕事の質まで落ちてくる。
仕事のスピードと質が落ちてくると、仕事能力の低い店舗になる。
すると商品力も接客力も低くなって、お客様からの支持は得られなくなる。
そんな過程を経て、人の数が多すぎる店は「店が腐っていき」
もっと暇な店に落ちていく。
だから、
仕事量に対して本当に必要なスタッフ数は必要、だが、
不必要に多いスタッフ数は、
お客様に対して十二分なサービスを提供するどころか、
仕事力の低下を招く場合が多く、店舗のためにも、お客様のためにもならない。
だから、一つの目安として人時生産性という数字があって、
新しい店を除いて、このビジネスのおいては、
現状3,700円/人時を目安としている。
一つの目安として、低すぎるとその店は危険になる。
と同時に、
高すぎることは十分なCSが実現出来ていない可能性があり注意しなければならない。
そして少なくとも、
普段の仕事力の目安である3,700円/人時を実現できていれば
12月の繁忙期においては最終的に4,200円/人時を目安の仕事力を発揮できるはずだ。
また、このビジネスをもっと洗練する過程で、
よりお客様に喜んでいただく方向でより商品力を高め、
スタッフのESを実現することによって、高いCSを実現し、
その結果として、もっと高めることが出来れば、
日本の新しい文化として、日本に普遍的に広めることが出来るはずだ。
少なくとも、
「少ない人数で出来るだけ稼がしたほうが儲かる。」なんて
あほな情けない考えは、まったくない。
ES(従業員満足)とCS(顧客満足)を高いレベルで同時に実現することが
企業として一番利益が出る方法であることは、わかりきった常識であるから。
ひょっとしたら、これがその可能性を開いてくれるかもしれない。