2009年12月09日(水曜日)
2371.カレー屋のカツカレーと、トンカツ屋のカツカレー
カレーを食べるなら、
名古屋発祥のカレー屋チェーン「COCO一番屋」と決まっている。
COCO一番屋は、
カレーという単一メニューに、
何十種類のトッピングでメニューの多彩さを出している。
ヒレカツ、チキンカツ、
カキフライ、フィッシュフライ、うずら卵フライ、
いかリング、チーズ、エビフライ、納豆!
豚しゃぶ、えび煮込み、ほうれん草、野菜、シーフード、メンチカツ、
ソーセージ、半熟卵、パリパリチキン、チキン煮込み、
私はカレーが大好きで月に二三回はCOCO一番屋さんに行く。
ぱっと思い出しただけでもこれだけ出てきた。
実際にメニューを見ればもっともっとたくさんあるだろう。
COCO一番屋のカレーは、何十回、何百回食べても飽きない。うまいのだ。
しかし、一番人気はやはり”トンカツ”だろう。
何といってもトッピングカレーの原点は「カツカレー」である。
かつカレーを最初に作ったのがCOCO一番屋さんなのかどうかは知らないが、
カツカレーと言えばCOCO一番屋さんがもはや日本標準みたいなものだ。
“トンカツ”がカレーを絶妙に引き立てるおいしい”カレー”である。
ところが、今日の昼、
スタッフと行った「トンカツ屋」の「カツカレー」は
“トンカツ”が主役の”カツカレー”であった。
カレー屋さんのカツカレーとは、トンカツの大きさと厚さがまるで違う。
まさしくトンカツ屋さんのトンカツであり、存在感がまるで違う。
肉もジューシーでカロリーも半端ではなさそうだ。
カレーと言うソースで、”トンカツ”を食べる「カツカレー」であったのだ。
カレー屋さんのカツカレーは「カレーの味を引き立てるためのトンカツ。」
プロのカレー屋のカレーはやっぱりすごくおいしい。
しかしトンカツは普通。
トンカツ屋さんのカツカレーは「トンカツの味を引き立てるためのカレー。」
プロのトンカツ屋のトンカツはやっぱりすごくおいしい。
しかしカレーは普通。
カレーかトンカツか、役割が正反対のようで面白い。
しかしふと考えた。
トンカツ屋さんのトンカツと、
カレー屋さんのカレーが一緒になった「カツカレー」、これはうまそうだ。
トンカツ屋とカレー屋さんのコラボレーション。
最高の「極上カツカレー」が出来上がりそうではないか。
しかし
トンカツ屋さんが「カツカレーの主役はトンカツだ。カレーはでしゃばるな。」
逆に、
カレー屋さんが「カツカレーの主役はカレーだ。トンカツは小さめでいい。」
なんて言い出したら、
夢の「至上のカツカレー」は永遠に出来ないだろう。
たとえば、
ガソリンスタンドで、
プロの本格的なカーコーティングが施工出来たら、
お客様にとってどんなに便利だろう。
カーコーティング施工後の洗車も、メンテナンスも、
そのガソリンスタンドで受けられて、お客様はどんなに安心だろう。
しかし、そのガソリンスタンドが、
「私の店はガソリンを売るのが本業なので、
本格的なコーティングをやるための技術なんていらない。簡単なコーティングで結構。」
と言えば、
お客様は、ご近所の便利なガソリンスタンドで、
本格的でリーズナブルなカーコーティングやメンテナンスは受けられない。
ちょっと、たとえが強引かな。
いずれにしても、
私は今日のトンカツ屋の分厚くジューシーなトンカツを
COCO一番屋のカレーで「至上のカツカレー」が食べてみたい。
そう思った。
会社からちょっと外れたところにあるトンカツ屋さん「寿み吉」さん。
ここのトンカツは本当にうまい。
昼飯に一緒に行った増田君が選んだのが「カツカレー」
トンカツ屋さんのカツカレー。
写真を写す角度がちょっと悪いのでデカク見えないが、ボリューム満点なのだ。
見ただけでとても満足そうな増田君と、
なにやらしきりに講釈をたれる鈴置君。
その鈴置君が注文したのが「味噌チーズカツ鍋」という
メニューの名前だけ読んでもさっぱり分からないが、
出てきて「あっこういうのなんだ。」と分かる。こってり。
私が頼んだのは、「馳走ハンバーグ、オムレツ乗せ」
これは想像通りの姿であった。もちろん、うまい。