不景気が肌身に沁みて感じるようになってきた。
今年の十一月はちょっと異常である。
快洗隊の前年対比は昨日現在で94.7%。前年対比のある店舗だけでは77.7%。
今年の7月も似たような数字で最悪であったが、
8月の好調で何とかリカバリーできた。
しかし今年二度目の絶不調はさすがに応える。

一般のガソリンスタンドさんに聞くと、
燃料以外の収益が50%を切るひどい状態の店舗もあるとも聞いた。

不況感に加え、
今月に入ってからすべて土日がらみで「雨」のマークがつき、
洗車マインドは冷えるところまで冷えてしまっているようだ。

最近の天気予報は当たりすぎほど当たる。
なんでもスーパーコンピューターによる天気予報になってきたのがその要因と聞いた。
あまりにも正確に「雨」を予報するので、
何日か先に「雨」マークがつくと、たちまちお客様の足が遠のく。
特に節約ムードの時には無駄をなくす意識が強く、そういう現象が顕著になるのだろう。

スーパーコンピューターはすごいというかなんとも恐ろしい存在で、
世の中の習慣まで変えてしまうようだ。

快洗隊では年単位の寿命を持つ比較的高価格のコーティングは、
前年比と全く変わらない台数が施工されている。
「車を長く乗る」指向が、
「車をキレイに長く守る」意向を生み出しているからなのか。
コーティングマインドは決して冷えていない。
しかし何よりも売り上げ全体の減少に響いているのは洗車台数の減少だ。
加えてコーティングの中でも3～4ヶ月サイクルで繰り返すピュアキーパーが減っている。
もうすぐ年末であるし、どうせ雨もよく降るからと、
12月年末まで我慢しようということかもしれない。

ただ、12月の予約はかなり入り始めており、
今年の8月のように、12月にまた展望が開けるのかもしれない。

最初から不安になるようなことを書いたが、
全国のキーパープロショップでは、
新登場のクリスタルキーパー[ガラス]が絶好調のようなのだ。

研修が早い時期にあって、早く取り掛かったところは10月から施工を始め、
遅いところでは12月からスタートの店舗もあるが、
すでにスタートしているプロショップからは、
「クリスタルキーパー[ガラス]がお客様のニーズにぴったりと合って、
ガラス特有の透明感ある仕上がりがすごく喜ばれている。」との声が届いている。
すでに施工をスタートしている店舗数と、
クリスタルキーパー[ガラス]関連の商品の出荷状況から見ると、
11月1日から今日の時点で1店舗当たり10台～15台以上は施工しているようで、
今の不況感の中、特に大好評なのだ。

「1年以上のお車を守り抜き、ノーワックス、ノーメンテナンスでガラスの透明感」
この商品コンセプトがキーパープロショップのスタンスにジャストフィットした。

キーパープロショップにおいては、
今までどちらかというとピュアキーパーが主体であり、
ダイヤモンドキーパー、クリスタルキーパーなの施工数が比較的少なかったところへ、
プロショップのスタンスにぴったりなクリスタルキーパー[ガラス]の新登場で、
洗車数の減少をカバーできているようだ。
これは大変良かったと思う。
苦しい展開が続いているガソリンスタンドの状況の中で
少しでも明るい材料があったことは、私たちも本当にうれしい。

しかし、ここからが本番。
消費者マインドが冷えていく中での年末だ。
年末まで我慢したお客様にいかに多く来ていただくかが勝負になる。

お車をキレイにすることを年末まで我慢しようと決めた人が多いのならば、
「年末の予約をいかに早く獲得するか」ということだろう。

快洗隊ではこんなデザインシートを来週から提示する。