2009年10月30日(金曜日)
2340.ホームグランドはラクチン
今日は久しぶりに愛知の中央トレセンでのキーパープロショップ研修会。
昨日の最終便の飛行機で福岡から帰ってきて、
もちろん居酒屋には行かずに、昨夜はぐっすり寝た。
今朝起きて朝風呂に入ってから、
ゆっくり本社に出て、午前中いくつかの仕事をこなし、
午後から研修会だ。
いや~~~、ホームグランドはラクチンである。
何かにつけて超ラクチンである。
朝起きて、朝ごはんは座っていれば目の前に出てきて、
自分で荷物の片付けもしなくていいし、何もせず、車庫の車に乗れば仕事場に着く。
研修会に必要なものは何でも揃っていて、
その場で、こんなものが欲しいと言えば、
三階にいる企画課がその場で作ってくれて午後からの研修会ですぐ配ることも出来る。
何もかもが使い慣れていて、すでにここにあるのだ。
しかも、終わってからの移動の心配も宿の心配もまったくない。
負担になるものがここには何もない。
ラクチンなのだ。
サッカーとか野球のゲームで「ホーム」と「アウェー」とか言う言葉が使われ、
そのチームの地元でやる試合を「ホーム」、
相手チームの地元に行ってやるゲームを「アウェー」というそうだ。
私は、ゲームはどこでやっても同じで
「ホーム」とか「アウェー」なんてことは関係ないだろう。
そう思っていた。
しかし地元から離れて
いつもいる場所ではない所で何回も研修会をやって、
ひさしぶりに地元に戻ってくると、
「ホーム」「アウェー」の意味が、
「自陣地」「敵地」という意味ではないことに気がついた。
「ホーム」とは文字通り「家」であって、
人は家にいれば、すべてが手に届くところにあって、
「ゲームのことだけを考えて、ゲームだけに集中できる所」
「アウェー」とは文字通り「離れている」であって、
身の回りの物はすべて持ってこなければならず、移動もあって、
「ゲーム以外のことに色々と手間を取られ、ゲームだけに集中しづらい所。」
という意味ではないか。
サッカーでも、野球でもゲームをするのはプロであって、
ゲームのフィールドに上がってしまえば、
観客が自チームの応援が多いか、
敵チームの応援が多いかなんて関係ないと思う。
敵チームの応援団から罵声でも浴びせられれば、
「くっそー、絶対負けないぞ」と、むしろファイティングスリピッツが煽られるはずだ。
私はプロの選手たちがインタビューを受けた時の最後に
「これからも応援よろしくお願いします。」と言う言葉が
妙にひっかかっていた。
試合を見に来てくれた観客に対して、
応援してくれた事に対する感謝の気持ちは分かるが、
「これからも応援よろしくお願いします。」は、何か違うような気がする。
プロは最終的には自分のためにゲームをするものだ。
チームプレーと言う意味ではチームのためにゲームをするが、
それを見に来た観客は、
プロの技を見て、好きなチームを応援する行為を楽しみにしているだけ。
・・・・・・・
よく分からないが、
プロの選手が、観客に、応援をよろしくお願いするのは、
何か違うような気がしてならない。
あえて言えば、
サムライらしくない、潔くない、男らしくない、かな?
プロならば、敵チームを応援する観客にも感謝すべきであろう。
たとえばプロレスならば、
悪役プロレスラーにとって、
自分が憎たらしくて、いつも相手を応援する観客がたくさん入れば、
それもプロレスラーとして一流であろう。
野球でも、自チームが出ると、
決まって相手チームを応援の観客がたくさん入れば、
それはそれで敵として一流だと思う。
「応援、よろしくお願いします。」と言う言葉は、
うまく言えないが、やっぱりちょっと違うと思うのだ。
「ホーム」「アウェー」の意味が、
「自陣地」「敵地」という意味ではなく、
「ホーム」とは「ゲームのことだけを考えて、ゲームだけに集中できる」。
「アウェー」とは「ゲーム以外のことに色々と手間を取られ、ゲームだけに集中しづらい。」
という意味ならば、
中央トレセンでの研修会はまさに「ホーム」である。
ラクチンなのである。
しかし、そうでなくても、どこでやっても研修会は楽しい。
たくさんの人たちとお会いできるだけでウキウキしてしまう。
今日は、本社にいた人間が代わり代わりで研修会の出てくれた。
これはまた、ラクチンであったのだ。