2009年10月15日(木曜日)
2328.挫折して「ラーメンと洗車」最終編を書けず
「うまいラーメン」に匹敵する洗車とは、
「車を洗う」だけでは、素人仕事との差を大きな幅で実現できないので、
磨いたり守ったりする「コーティング」までキチンと提供して
素人仕事との差を決定的にする必要がある。
他にもどんな汚れにでも対応できる技術があればもっといいが、
少なくとも車のボディのツヤを新車以上にまで高める技術は持っていたい。
そのために、
実績のある技術を訓練によって身に付け、
仕事の中で習熟していくことは最低限必要であろう。
実績のあるマニュアルに従った技術習得は「うまいラーメン」造りの早道である。
そして、怖れずに実践し習熟する事。
実際の現場で練り上げられたマニュアルに従った技術と道具と材料は、
まさに実践的であり、身に着けたばかりの人でも怖れずに作業すれば、
滅多な事では失敗するものではない。
どうしても分からなくなったら、ぜひ、実績のある人、あるいは私たちに聞くべきだ。
私たちはいつでもその用意があり、どんな事にでもリカバリーする実績を持っている。
怖れずに実践する事だ。
しかし、より高度な技術を身に付け習熟していく過程の中で、
一つ気をつけねばならないことがある。
「自己満足の世界に落ち込むことがある」ことだ。
技術を身に付けていく過程で、塗装の繊細な状態を見る目が出来て、
それまで見えなかった塗装のヘアライン(小傷と呼ぶ事もある)が見えてきて、
そのヘアラインを消す細密研磨技術などを憶えると、
どうしてもそれを消したくなって、
ものすごい時間をかけて作業しないと気が済まなくなることがあるのだ。
ヘアラインは車が走行するだけで着く物であり、
それを「キズ」と呼び始めると、泥沼に落ち込んだように抜けられなくなる。
快洗隊にも「鏡面加工」というコーティングとは別のメニューがあって、
ある程度痛んだ塗装でヘアラインがいっぱい入っている塗装でも、
鏡面の文字通り「キズなし」状態にすることが出来る。
技術としての鏡面加工はそれほど難易度の高いものではない。
しかし、これが出来るようになるとマジックを憶えたような気持ちになって、
どんな車を見ても、どんなコーティングを行う場合でも、
鏡面加工をやらないと気が済まなくなる人がいる。
一部のマニアックなを除いてヘアラインをキズとは呼ばない。
鏡面加工を憶えたばかりに、
自己満足的に鏡面をやりたくなるのは、昔、私もハマったことのある罠である。
お客様が欲しいレベルのキレイさを確実に実現する事。
自己満足のための仕事にならないこと。
「早いは上手い。」「上手いは早い。」
上手い料理人は必ず仕事が早いように、仕事が遅い人に上手い人はいない。
お客様の為と言いながら、ダラダラと遅い仕事をしている人に仕事がうまい人はいない。
手早いきちんとした仕事を実現するための技術を身に付けて、
お客様の期待を上回るキレイさを提供できるようになったら、
「うまいラーメン店」の成功の第一歩の階段を登った事になる。
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・・・・・・
と、
ここで挫折した。
長野に向かう列車、中央線の「しなの」でこれを書き始めたが、
この列車「振り子電車」と言って、
きついカーブをスピードを出して曲がれるように車体に仕掛けがあって、
カーブに対して内側に車体を振るのだ。
それで振り子電車と言うのだが、座ってじっとしていればどおってことないが、
パソコンを打つと、微妙に揺れ方が不自然で何となく気持ちが悪くなった。
乗り物酔いに縁のない私にとって珍しい事で、ここでギブアップ。
今日もやっぱり「洗車とラーメン」は最終編にならなかった。
ここから長野から帰ってきてから書いたもの。
昨日は午前中にとても悲しいお葬式に出た。
いつも無茶している事を自慢しているようなところがある自分も、
やはり、きちんと自分の体のコントロールはしなければいけないと思った。
その帰りに、一宮店に寄る。
新人の横井君が一級資格を取ったというので、ツナギ姿を記念写真。
昨日何も書かなかったのは、
つい、また、火鍋で飲んでしまったから。
以下は、昨日の夜書けなかった言い訳の写真である。
「カッラ~イ」
企画制作課のデザイナー伊藤さん
そして同じくデザイナーの立花君。
これからいいチームを作っていきます。
のんべえ。
朝の「健康に気をつけねば」との反省は、すでに吹っ飛んでいる。
今日の朝、長野に向かう。
違和感のある振り子電車の揺れにギブアップした。
今日もいっぱいの方々に集まっていただいた。
長野の会場。
キーパー選手権の表彰の記念写真を撮って頂いた。
駒ヶ根自動車さん。
キーパー選手権、長野ブロック2部門制覇の泉石油・松本インター店さん。