2009年08月19日(水曜日)
2285.50cmどころか70cmでも、1mでも跳んでやるぞ
今日の朝、福山から四国に入って、
一日中色々な店舗を周って、今、松山から名古屋への飛行機の中。
ものすごく考えさせられ、勉強になった一日であった。
50cm跳べるのに、
30cmの天井の箱に入れられてから、
外に出ても30cmしか跳べなくなってしまったノミの話を三回も書いたが、
今日、四国・西条市の「車楽快洗隊」の横井社長から、
「あの話には結末があるんだよ。」と聞いた。
「30cmしか跳べなくなったノミを、もう一回50cm跳べるようにしようと思ったら、
50cm跳べるノミを一緒にしてやればいい。
一匹でダメだったら、もう一匹、
もう二匹と50cm跳べるノミを一緒にしてやれば、
30cmしか飛べなかったノミも、いつの間にか50cm跳ぶようになる。」
なのだそうだ。
なーるほど、と思った。
30cmしか跳べないのは自分の思い込みだけであって、
みんなが50cm跳ぶのを見れば、
知らないうちに自分も50cm跳ぶのが当たり前になって、50cm跳ぶようになる。
本来持っている力(50cm)を仕事で発揮しようとしても、
いつも頭を押さえつけられて、
あるいは、本来の力(50cm)を発揮する事を期待されていないと、
あるいは、環境が整っていないと、
いつの間にか本来の力以下(30cm)の仕事しか出来なくなっている人がいる。
そのうち、本人も自分の力はそんなものだ(30cm)と思うようになっている。
それでもそんな人も、
十分に力が発揮でき、期待され、
みんなが50cm跳んでいる環境に置かれると、
いつの間にか、その人も本来の力(50cm)を発揮できるようになって、
当たり前のようにバリバリと仕事をする(50cmを跳びまくる)こともあるだろう。
なるほどと思った
が、
もう一つのことも思った。
そのノミに50cmを跳ぶ志(こころざし)がなければ、
やっぱり30cmしか跳ばないのではないだろうか。
自分の周りに50cm跳んでいる人がいっぱいいて、
50cm飛ぶ環境もあり、
50cm跳ぶ事を期待されていて、
本当は50cm跳べるのだから、
50cm跳べば、50cm跳んだだけの報酬が得られたとしても、
しかし、
30cm跳んだ分の報酬で、自分は満足していて、
30cmしか跳ばなくても、
そこにいられて、平和で幸せならば、
その人は、決して50cm跳ぼうとはしないのではないか。
その人が「50cm跳びたい。」
「50cm跳んだ分の報酬を得たい。」「50cm跳んだ時の達成感を味わいたい。」
「50cm跳んで、もっと幸せになりたい。」
そう思わなければ、
たとえ、周りのみんなが50cm跳んでいても、
その人はやっぱり30cmしか、跳ぼうとしないのではないか。
しかし、それは善と悪の問題でもなく、
その人の価値観の問題であり、人生観の問題だ。
だから志が高い、低い、の問題でもない。
本人が30cmで良いと言うなら、30cmで良い訳で、
30cmしか跳ばないとしても、それが悪いとか、低いとか、
私がとやかく言う問題ではない。
そういう人はそういう人で、人間としての尊厳はいささかも損なわれる事でもない。
ただ、つまらないとは思うが。
福山から四国の人達。
50cmどころか70cmでも、1mでもどこまででも跳んでやるぞの人達。
四国高松の四国石油今里SS、超キーパープロショップ。
満々たる自信が光る安堵店長。
田んぼの中に強烈なインパクト。
改装なってブースが光る快洗隊中森大橋店。
どこまで跳ぶのか。ひょっとしたら2mも跳ぶのか。この人たちは。
車楽の横井さん、今日はいっぱいの事を教えていただきありがとうございました。
私の自分の中の問題を深く考えさせられました。
共に高く高く跳びましょう。
この写真以降、カメラの設定が狂ってしまい、後の写真はすべてダメになってしまいました。