2009年08月03日(月曜日)
2273. 支えてなんかくれなくていい。共に闘うのだ。①
前線で戦う者がより有効に戦うために
後方支援は絶対に必要だ。
本物の戦争で言えば補給路を断たれた前線ほど惨めで残酷な戦いはない。
あのガダルカナル島での日本軍の本当の敵は米軍ではなく飢えであり、
飢餓との戦いであったと言う。
物資を積み込んだ日本軍の補給船はことごとく沈められ、
日本兵に届く食料や医薬は皆無であったそうだ。
ガダルカナルから奇跡的に生還した元日本衛生兵が、
テレビでこう語っていた。
「目の前に死にそうな兵隊が無数にいて、でも、包帯もない、薬もない、食料もない。
助けなければならない人が目の前にいっぱいいるのに、何も出来ない。
呆然とするばかりで涙も出てこない。」
この世の地獄とはまさにこのような様を言うのだろう。
テレビに映った記録の写真には、
ナチが犯したホロコーストの遺体のように
骨と皮だけになった遺体が無数に折り重なっていた。
ナチに殺されたユダヤ人は、殺すことが目的で殺された殺人の被害者だが、
ガダルカナルでの日本兵は、
餓死していく兵隊を見ながら降伏しなかった司令部によって見殺しにされた。
敵から殺されたわけではなく、
仲間であり、家族でもある味方に殺されたところに残酷さがある。
後方支援は非常に重要な要素であって欠かさざるべきものである。
それをよく承知の上で、こう言う。
平和な日本において、ビジネスに勝つには、
「支えてなんかくれなくていい。共に闘うのだ。」
「縁の下の力持ちなんて要らない。一緒に舞台に上がって来い。」
平和な日本のビジネスにおいて、
後方支援という概念は存在しないと断じる。
その訳は明日のコラムでじっくりと語りたい。
(飛行機の「着陸態勢に入りました」のアナウンスが入ったので今日はここまで。)
今日は九州へ。
愛知では昼に梅雨明け宣言が発表されて、
即、午後からの快洗隊が活気づいたらしい。
明日の火曜日、定休日をやめた快洗隊に梅雨明けのお客様がどれくらい来られるのか。
期待がいっぱいである。
九州からの帰りの飛行機から見た九州の空と名古屋上空の空。
福岡空港は時折、小雨が降る。薄い雲が上空まであった。
西に向かうにつれ、上空の雲が切れ始めた。
広島から岡山にかかるころ、雲の様子がくっきりと変わった。
名古屋上空。降下を始めてしばらくしてから。
上空派晴れ、モクモクした雲が広がっている。