2009年07月08日(水曜日)
2252.ただ忙しいだけでは勿体ない
ところで膝の調子はといえば、
徐々にではあるが着実に良くなってきている。
まだあまり力は入らないが、ゆっくり歩けば痛みは感じなくなったし、
少しならばアグラもかけるようになった。
しかし、じっと立っているのは相変わらず辛い。
こんな状態なのに、
レースに出るなんて無謀のように見えるが、
車の運転はいたって平気なのだ。
それがたとえレースのような激しい運転であっても、
シートに座ってアクセルやブレーキを踏んでも、
高速コーナーで横Gに耐え、全身で踏ん張るのは全く問題ない。
単に膝に体重がかかった時に痛いのであって、
とすると、
やっぱり体重が問題なのだ。やっぱり。
102kgから約40kgものダイエットに成功した我が息子のように
レコードダイエットなるものを
私も実行しようとしているが、
そのための本を、ついH.オサムに貸したら、
奴が先に実行し始めてしまったので、私がいまさら始めると、二番煎じになる。
禁煙を実行してしまった奴のことなので、
レコードダイエットにも成功すれば、
妙に先生じみたことを言われるのも癪にさわる。
なんてしょうもないことをグチュグチュ考えていたら、逆に1kg太ってしまった。
こんなことで意地になっていてはイカンのである。
昨日も今日も、比較的余裕のあるスケジュールであった。
自分から積極的にスケジュールを入れるのを控えているので当然なのだが、
それでも、やらなければならない事は何らかあるので、
それをこなしていると、
ちゃんと仕事をしていた気になり、けっこう忙しく感じるのは不思議だ。
積極的に自ら計画的にスケジュールを入れない人がいるが、
きっと、そんな人でも忙しく仕事をしている気になっているのだろう。
しかし、計画性のない仕事は、忙しいようで、
まとまった大きな仕事を着実に実現するような力はまったく無い。
忙しいように思えても、
目の前の仕事が片付いていくだけであって
積み重なっていく建設的な成果がなく、
1年経っても、1年前と何ら変わらない結果だけが残っていることが多い。
それでもその人は忙しく働いてはいるので、
物事に進展がなくても、やるべきことが実現しなくても、
本人にその自覚がないことが最も悲劇的なところである。
政治の世界を新聞などで読むにつけ、
政治の目的であるはずの
「政治家として理想の世界を実現する」などほったらかしで
政治家であるが為の手段である選挙に勝つ事ばかりを考えているように感じるのは、
目的と手段の逆転現象であり、
計画性がなく目先の仕事しか出来ない「ただ忙しい人たち」とダブって見えてくる。
私も、膝に無理をかけないことを言い訳にして、
自らスケジュールを入れないようにしている状態からそろそろ退散しなければならない。
そうしないと私も
「ただ忙しいだけの人達」になってしまいそうな気がしてきた。
しかしそれによって無理が生じることがあるならば、
素直に、自分を助けてくれる人を自分から作ればいいのだ。
せっかく生まれてきた人生、どうせ死ぬんだから、それまで精一杯生きたほうがいい。
ただ忙しいだけでは、人生が勿体ないだけ。