2009年06月09日(火曜日)
2225.ふと「井の中の蛙」に気づく
東京⇔名古屋が「のぞみ」で1時間43分くらい。
東京⇔仙台も「はやて」でそれくらい。
上越新幹線での「新潟⇔東京」もそれくらいのイメージがあったが、
16時43分新潟発の「とき338号」は東京着が19時ちょうどで、
2時間17分と自分のイメージよりもだいぶ遠かった。
新潟には、私がそれだけ来ていないということだろう。
だから、今回の出張過程には無駄が多かった。
(今回の出張での目的自体は問題なく達せられたが)
昨日の夜、中部空港から新潟空港に飛んで新潟市内のホテルに泊まったのだが、
それは今日の“朝”の飛行機が満席であったので、
仕方なく前日入りをしただけで、
昨日、新潟へ飛んだ理由は他にはない。
しかし、新潟空港に到着して気がついた。
今日の朝一の中部⇒新潟ANA便はたしかに満席で取れなかったが、
名古屋・小牧⇒新潟JAL便があったことを忘れていたのだ。
これを忘れていなければ、
昨日、新潟での一泊が必要なかったのだ。無駄であった。
もう一つ、午後からの仕事は新潟県三条市で
「燕三条駅」のすぐそばであったのに、
東京への新幹線を、わざわざ新幹線一駅分戻って「新潟駅」から乗ってしまったのだ。
1時間以上の時間の無駄と、ひと駅分の運賃を無駄してしまった。
いくら、仕事場の蛍光灯を消しても
こんな無駄があったのでは台無しだ。反省である。
滅多にないこんな間違いを犯したのは、
それだけ、新潟に来ていないということだ。
新潟だけではなく、
日本国中の地方都市にほとんど行っていない。
それどころか、仕事の用件がほとんど東京に集中し、
福岡、広島、大阪、仙台などにも行く機会がめっきり減ってしまった。
中国、アメリカにも行っていない。
愛知の本社にいる時間と、東京に行く時間が大半になり、
日本国中のあらゆることが
各地方の営業所の責任者から、ひと月に二度ほどの会議で、
仕事の側面から伝えられるだけで、
ふと、自分が「井の中の蛙(かわず)」になりつつあることに気がつく。
全国8箇所の営業所がそれだけ自活して活動しているという証拠ではあるが、
私自身がすすんで外へ出て行くことと、
もっと全国のみんなの話を聞くことが必要だろう。
膝が完全に治らないとしたら、
自分自身が外に行くのは限定的になるとしたら、
みんなの話をもっともっと聞きたい。
自分の会社のスタッフの話だけでなく、施行店さんや、一般のお客様の話も聞きたい。
とりあえず、みんなの話を、もっと聞かなければならない。
会議など大勢が集まった場では、
こちらから話すことが多くなってしまい、
個々の話を聞くことはほとんどないので
個別にTV電話ででも話す機会を、新たに作れば、
最も濃く、最も頻繁に、最も経費をかけずに、たくさんの話が聞けるに違いない。
10年ほど前にITを導入し、
もうITなしでは活動できなくなっているが、
メールに依存して生の声を聞かなくなっている弊害もある。
もう一歩進んだITであるTV会議システムを手に入れたのだから、
会議だけではなく、個々とのコミュニケーションにも活用しない手はない。
社員が百人を超してきて、
経営者としては、社員が二十人ほどの頃と変わっていないつもりでも、
コミュニケーションの在り方と頻度が変わったので、
会社と社員の距離が開いてしまったことは事実だ。
だから、今度はこちらが変わって、
経営者と、会社を構成しているあらゆる人達との
コミュニケーションの在り方を変えていかなければならない。
新潟で、時間と経費の無駄を二つもやってしまい。
「こんなはずではなかった」と思い、
色々と考え、こんな結論に至った。
上越新幹線からの新潟平野の眺め、
一面の田園が新潟の米のうまさを表している。
今夜は久しぶりに千葉の松戸店と五香店のみんなの一緒に飯を食べる。
また、食べ過ぎないよう、飲み過ぎないよう、
厳に慎まなくてはならない。
真剣に体重を落とさないと、本当に動けなくなってしまうのだ。
・・・・・・
と、ここからホテルに帰ってから。
しかしそんな強い決心も、
千葉の二店舗、松戸と五香店のみんなと食べた「火鍋」の前には
無残にも砕け散り、今日も過食と過飲酒の日であった。