膝を痛めてかれこれ三週間経って、
痛みに慣れてしまったのか、痛まない足の動かし方を覚えてしまったのか、
はたまた、本当に快方に向かっているのか、以前よりも苦にならなくなった。
このまま右足が痛いままだと、
元々不便な左足に負担がかかって壊れてしまうのが一番怖かったが、
それも何とかクリアできそうで一応ほっとしている。

今回のダメージは長かった。
こんなに長い故障は初めての経験で、自分の中に色々な変化があった。
本気でエネルギッシュに動くことをセーブすべきと思うようになって
移動のスケジュールをびっしり入れることに意欲を持たなくなったのだ。
今までは動いていないと落ち着かなかったのに、
今は積極的に自分から予定を入れなくてはと思わなくなった。
これで、自分の仕事のスタイルが変わる予感がする。

出張に出れば、せっかく出てきたのだからと、
スケジュールに隙間が出来るのを嫌い、ぎっしりと予定を入れていたが、
今後はゆとりを持ったスケジュールを組んで、
一件、一件の用件を充実してこなしていくべきなのだろう。
私自身、そういう時代になったと言うことか。

しかし、明日からのスケジュールはちょっとすごい。
朝8時からTV会議があって、
10時から銀行の訪問を受け、
10時半から振出手形を切り、11時から販促品の打ち合わせをする。
午後1時には名古屋駅に行き、
東京に向かって新幹線の中で昼食を駅弁で済ましながら、
メールのチェックと返信。
3時半から東京本部で大切な打ち合わせをして、6時半から仕事関係の人と飲む。
夜9時過ぎに羽田空港内のホテルに着いて、ブログを書き、
次の朝8時の飛行機に乗って羽田から札幌千歳に向かう。
・・・・・・と、
こんな日程が三日間続いて、明々後日の夜9時半に中部空港に戻る。

この程度の日程が5月25日まで入っているが、
これは、他のスタッフが私のスケジュールソフト・サイボウズに
連絡さえすれば、希望の用件を入れていいことにしているからだ。
それがすでに25日までは入っているだけの事。
もちろん私の意志はいつもみんなに伝えているので、見当違いの用件もなく、
自分の手で日程を詰めていく手間が省けて、この習慣は私には心地良かった。

これを、一件の用件に対して二倍くらいの時間をかけるスケジュールにしようと思う。
移動も余裕を持って、しかも、次から次へと続く連続した日程をやめて、
用件と用件の間の時間をたっぷりとって、もっと本も読めるようにし、
もっと色々なところを見て、もっといろいろな事を感じて、
もっと広く大所に立った見識を持てるようにしなければと思う。

自分の体力を謙虚に考え、
過信を避け、現実に合った行動にして、
人が動く前に自分が動いてしまうような発想を変え、
もっと自分の気力を充実させて、
スタッフが先に考え、動けるような土壌を作るべきであろう。

それが今の世間の状況と、スタッフの成長と、自分の現状に合った方法だろう。
本気でそうしなければと思っている。

それに、
体重を落とさなくてはならない事も重要で、
レコードダイエットで見事に体重を落とした息子に、素直に“ノウハウ”を教わって、
私も本気で現実のものにしなければならない。

ところで、札幌の近藤君が、
愛知の快洗隊鳴海店で100kgから60kgまでのダイエットに成功したあと、
札幌に転勤してから食べに食べて、きっちり100kgにリバウンドしていると聞いた。
100kg→60kg→100kgの過程をしっかり聞きたい。
たのしみだ。