最近、何か説教じみた事ばかり書いている。
一生懸命仕事のことを考えているからなのか、余裕がないのか。
一つには世界恐慌によって激変しているはずの消費者心理が、どうなっているのか、
いまいち、よく分からなくなっているからなのかもしれない。

窓の外を見ても、街を走っても、今までと変わらない風景が続き、
お客様と実際に接してみても、
戦後最大規模の不景気を感じさせるような言葉をあまり耳にしない。
そう思うのは自分が鈍感になっているのか。
たしかに街の風景には「真っ白なビル上看板」が目立っているし、
テレビを見れば「景気が冷え切っている。」と言っているが、
デレビに出て来る政治家や評論家たちの話は、
深刻であるはずの経済についてよりも、
井戸端会議的な政治(家)批判にいまだ明け暮れているように見える。
消費心理がいまだに激的に変わったと感じ取れていない。
そんなはずはないのに、
「だからどうすればいいのか。」を考える根拠が見えていないような気がする。
いつもと同じような今日が来て、同じような明日が来るように見えてしまうのだ。
イカンなと思う。

キーパータイムスを来月号からリニューアルしようとしている。
キーパータイムスは約7年前から発行を始め、ほぼ毎月発行してきてもう79号。
ここらで大きな変化を与え、
キーパータイムスをフリーペーパーのような形で
｢読みやすく｣「解りやすく」を最優先にして作ろうとしているのだ。
と同時に、折った形でクリアファイルに入れれば、
一般のお客様に読んでいただけるようにして、
実質的にフリーペーパーに近い形になるはずだ。

一般消費者のマインドをもっと実感として感じ取りたい。
だから、今までよりもっと、お客様に直接語りかけていこうと考えた。
タイムスで直接語りかけていくことで、
もっとお客様の気持ちを感じ取りたい。そう考えたのだ。

まだトライアル段階ではあるが、
きっと実になるものにして行きたい。

その気にさせてくれた人たち。
毎度の私の長い原稿を、意味をキチンと読み取って
見事に、読みやすくシンプルな文章に添削してくれる。
自分の文章がこんなに読みやすくなったのは
初めての経験であり、快感ですらあった。

今後のキーパータイムス。
B to Bから、B to B&Cになる。
期待していただいていいですよ。