2009年03月04日(水曜日)
2149.尻のデキモノとため息
今、東京へ向かう新幹線の中。
私のブログの1/3は新幹線あるいは飛行機の中で書いたものだ。
不思議なことに私は
飛行機と新幹線の中では、
PCのキーボードを打っていても絶対に乗り物酔いにならない。
飛行機が乱気流の中で激しく揺れていても、
キーボードが叩きにくいと思う程度で、怖いとも思わないし、酔ったことがない。
これは私が持ち合わせている数少ない天性の一つだろう。
むしろ乗り物に乗っていたほうが調子いいくらいなのだ。
しかし今回は実質、四日間もブログを書かなかった。
書く気にはなったのだが、
書いているうちに何故か気持ちが萎えてしまい書き切れなかった。
この四日間、乗り物でPCを打つ機会がなかったのもその原因の一つだったかもしれない。
理由はそれだけではないことはわかっている。
一つには、・・・笑わないで欲しいのだが、
本当にオリバー カーンに惚れてしまったようなのだ。
DVDの中に見る凄まじいまでの集中力で
シュートされたボールをセーブしている彼の姿が、
「あんな生き方が出来たらいいなぁ」と自分の人生と比べてしまったり、
「あんなに集中し全気力を傾けていたサッカーを引退した今、
さぞかし空虚感が大きいだろうなぁ」と思ったり、
ミュンヘンのスタジオで一緒にいた約6時間を思い出したり、
そんな時、深いため息が出て、力が抜けてしまうような気がするのだ。
深いため息。
まるで、私が何十年も前、
顔にニキビがいっぱいあった若き青春の頃、
恋心を持った女性を想う時に出たため息と同じ種類のあのため息である。
困ったものである。
もう一つは、
仕事のことで「なぜ?そんなことが」と思うような事がいくつか続いて、苛立ち、
文章を書いても、ネガティブな言葉が並んでしまい、
そういうことを書いている自分がいやで、
何度か、かなり書いてから全部削除したりした。
そういう日は、頭の中がネガティブになってなかなか眠れず、
睡眠不足になりそうだったので、無理して書くのをやめたこともある。
もう一つは、
5日前からお尻にデキモノが出来て、腫れて痛いのだ。
しかも皮膚より奥のほうに芯があるらしく、
尻の左半分が痛くてたまらない。
座っていること自体が痛いのだ。
立っていれば足が痛くなり、座れば尻が痛い。
横になっているしか痛くない状態はない。
それに何となく熱っぽい。
体温計で図ってみても35.5゜Cから動かず、
体温計すら計測不能の「微々熱」でしかないが、
自覚的には何となく熱っぽくって、体がだるい。
今朝起きた時、かなり進行したデキモノがその存在感をあらわにし、
あまりにも痛かったので、病院に行くことにした。
今日は神奈川県から西東京にかけての
キーパーPROSHOP関東2ブロックのPROSHOP研修会であったが、
今日無理して関東に出て行くと三日間戻って来られないので、
研修会を鈴置君と畠中君、増田君たちに任せて、欠席させてもらった。
5日間我慢したその尻のデキモノはまだ切開するまでにはなっていず、
注射として飲み薬をもらっただけで、
あと5日経ってから切開することになったが、
注射が効いたのか腫れが引いて痛みが治まり、体中にあった倦怠感がなくなった。
やっぱり病院には行くものである。
弟がよく尻にデキモノが出来てガニ股で歩いていたが、
彼のしんどさがよく解った。
人の痛みは、本当にその身になってみないと解らないものだと、つくづく思う。
そんなことで、楽になったので
夕方、東京へ向かって新幹線に乗ったのだ。
実質四日間、ブログを書かなかった言い訳をずらずらと書いたわけだが、
いったい本当は何が一番の理由だったのだろう。
カーンへの恋心か?
苛立ちか?
尻のデキモノか?
しかし我が恋人カーンも、尻のデキモノと一緒にされては迷惑であろうから、
四日間書かなかったのは、デキモノのせいとしておこう。
しかし、それでもため息は出る。深~いため息が。
・・・・・
・・・・
ぐるぐる回る私の頭の中のよう。
滅多にいたことがない私の仕事部屋。