2008年12月02日(火曜日)
2079.わかっちゃいるんだけどね~~
会社を経営していく中で
幹部やスタッフに仕事を任せていくことは非常に重要な要素である。
社長が何でもかんでもやっている会社は、
伸びていかない会社なのだ。
たくさんの人がそれぞれの能力を主体的に発揮するような会社でなければならない。
しかし、何人ものスタッフに指示を伝えて任せていっても、
その仕事はむしろ停滞することもあり、
かえって仕事全体のスピードが鈍り、
またその内容もバラバラになって年単位で業績が落ちることすらある。
そうなると現実的に経営的に行き詰ってくるので、
これはイカンとまた隅々に渡って陣頭指揮を取って業績の回復を図ることになる。
しかしそれはたいていの場合、
結局、元の体制に戻っていくことになって業績低下分だけロスになることもある。
往々にしてそういうこともある。
社長がそれ以下の人に仕事を任せられる体制を作ることが出来ないのは
スタッフのせいではなく、最高責任者である社長の責任である。
任せ方に間違いがあるのであり
間違いなく経営者たる社長のせいである。
しかしそれが解っていても、中々出来ないのもので、
ひょっとしたら、これは中小企業の社長全部の共通の悩みかもしれない。
ここを何とか脱出しないと、会社は成長しないし進化しない。
解っちゃいるけど、出来ない。
どうしても自分でやったほうが速いし、うまく行くし。
『やる』より『やってもらう』の方が100倍ぐらい難しいのだ。
なんとも悩み多きところで、
ここで足踏みをしてしまう会社が多い。
この段階であえて成長をやめる会社も多い。
しかし、いつもみんなに笑顔があることに希望を感じる。
問題は私の成長なのだ。
経営者しての成長が問題なのだ。
みんなの笑顔が嬉しい。