2008年11月18日(火曜日)
2068.伝えることの難しさよ
今日は神戸でのセミナーと研修会。
知多半島道路の大府インターのすぐに脇にある本社から
会場近くの中国自動車道の西宮北インターまでわずか2時間足らずであった。
知多半島道路⇒伊勢湾岸道路⇒名阪道路⇒新名神⇒名神⇒京滋道路⇒名神⇒中国道
非常に快適な高速道路ばかりを経由して、
わずか2時間足らず。
名古屋駅に出て新幹線で新神戸駅まで行って、
自動車で会場まで走るよりうんと早いので、
今後、快洗隊北神戸店に行く時には車で行くことになるだろう。
しかし、考えてみると、
莫大な資金を使って大量のCO2を排出して造り上げた高速道路網が出来上がると、
確かに「便利」にはなるが、
今まで公共の交通機関を使って行っていた所でも、
高速道路を使って自動車で行くようになると、余計にCO2を排出することになる。
高速道路は「便利」ではあるが、
「環境」を考えると問題が多いのかな、なんて思った。
山の中を走る新名神は紅葉がすごくきれいであった。
新しい高速道路はトンネルの中まで三車線で明るい。
それはさておいて、
今日の神戸での研修会で思ったことは「伝えることの難しさ。」
セミナーは私がすべてお話させていただくことになっているが、
研修会からは経営企画の畠中君と、営業本部の鈴置君が担当する。
彼らは何をどう話せばいいのかすべて理解していて、
きちんと話が出来る能力を持っているが、
彼らが話をしている姿と言葉を聴いていると、
「あー、この部分は伝わらなかったな。」とか、
「ここは余分な講釈が多すぎるな」とか色々なことを思う。
同じことを同じ言葉で話しても、
その話し方は難しい。
その話についてのポイントが伝えるには
ただ、正しい日本語を並べただけでは伝わらないことを思う。
ポイントが周辺の話の中に埋もれないようにするために、
ポイントを基点とするストーリーにするのか、
最後の結論にポイントを持ってくるのか、
また、ポイントの部分の言葉を繰り返すか、声を大きくして強調するのか、
色々と考えなければならない。
ポイントはずーっと流れる話の中に、交じっているだけではいけないのだ。
相手に伝えなければならない“ポイント”は、
話の中で浮き彫りになるようにしなければならない。
今日の2人はそれぞれの部署の最高責任者である。
それなりに上手いし、そつなくこなすが、
話のどの部分が肝心なのかが浮き彫りになってこない。
要点が浮き彫りになって伝わることによって、
はじめて、人は実際に動き行動する。
人が動いてくれなければ何も実現しない。
実現力を自らに備えるために、伝える力をもっともっと付ける必要がある。
これからもアイ・タック技研を中心で担い、
新しい洗車文化を日本の中心になって実現して行かねばならない彼ら2人は、
もっともっと自分に厳しく、もっともっと実現力を付けるために
伝える力をしっかりと備えていかなければならない。
今の自らを否定し進化する力と、努力の積み重ね必要だ。
みんなのために、自らの高い志のために。
彼らはそれを実現できる力を持っているから。
研修会が始まる頃、空が赤くなりかかっている。
終了予定は7時半、あるいは8時くらいになるか。