2008年06月17日(火曜日)
1944.増田君のせいで寝られない?
昨日、このブログで書いたように早く布団に入って、
夜10時には寝ることが出来た。
12時前には決して寝ることのない私には快挙とも言える出来事だ。
ところが、
寝入った私の枕元に置いた携帯電話が突然鳴った。
私は鈍い人間なので、携帯電話の呼び出しはかなりでかい音に設定してある。
深い睡眠に落ちていた私はあわてて飛び起きたが、
あたふたして、留守番電話に切り替わる前に出ることが出来ず、
着信履歴で見たら開発の増田君であった。
そういえば、昼に彼に電話をしたが留守番電話になってしまったので、
そのまま切ったのを思い出した。
今の電話の着信履歴から増田君に電話をしたら、
案の定、増田君は「電話をいただいたようなんですが。」と応える。
「あのさ~、俺、今日は奇跡的に10時に寝たんだけど、君の電話で起こされたよ。」
「すみません。」
「用事はまた明日話すから。」と、電話を終わらせたのはいいが、
これで、目が冴えてしまい、それからもう寝られない。
目が冴えると色々と考えてしまうので、
どちらでもいい本を引っ張り出して読み、
自分で眠気を呼ぼうとするが、
意外にもその本が面白くて、ますます目が冴えてしまった。
こうなると非常に困ったことになる。
明日から(つまり今日)、大阪、仙台、東京と移動しながら連続の研修会があり、
睡眠時間も必然的に短くなるはずでとにかく早く寝なければならないのだ。
しかし「寝なければならない。」と思うと
余計に寝られなくなってしまうのが常で、ますます目が冴えてくる。
最後の手段で冷蔵庫からビールを持ち出して飲み始めたのは深夜の1時半過ぎ。
酔っ払って寝るのが一番早いのだが、
この日はどうもうまく行かない。
だんだん怒れてきて
「クソ~っ、増田の野郎が電話なんかしてくるから眠れなくなっちまったぞ~。」
と、八つ当たりの声を上げる。
そんなこんなで、やっと寝入ったのが午前4時前だった。
朝、起きたのは6時。睡眠時間午後10時からの1時間と午前4時からの2時間。
今日の朝はさすがに眠くて起きるのがつらかった。
これからの三日間が心配だ。
しかし、
増田君は悪くない。
出られなかった私からの電話が、大切な電話かもしれないと思って、
時刻が遅いとは思いつつも電話をかけてきたのだろう。
だいいち、私が午後11時ぐらいで寝ているわけがないのを増田君は知っている。
だから、「あのさ~、君の電話で起こされたよ。」は、
増田君にとっては冤罪・無実・濡れ衣、なのである。
そして、私にとって
「クソ~っ、増田の野郎が電話なんかしてくるから眠れなくなっちまったぞ~。」は、
自分がうまく眠ることを外してしまったのに彼に責任転嫁した
「人のせい」なのである。
「人のせい」は良くないことだと知っていても、
知らず知らずにやってしまっているもので、私だって同じだ。
たとえば、誰かと一緒に仕事をして一つのものを作り上げたが、
やった仕事の結果に不具合があって、
それを誰かに指摘された時、
「それは、○○がやった所です。」なんて言ってしまうことがある。
たしかに、部分としては○○がやったのかもしれないが、
仕事全体として一緒にやったものなのだから、
自分も知っているわけなのだから、
その仕事に不具合が指摘されれば、
「なぜそれが不具合なのか、どうするべきなのか」を自分も考え、
自分も学ぶべきであろう。
そして一緒に仕事をやった人にもそれを伝えるべきであろう。
その部分を誰がやったのか、それが上司なのか部下なのか、
誰の指示でやったことなのかも関係ない。そんなことはどちらでもいい。
肝心なのは、その仕事がうまく出来ることを学ぶべきことなのではないか。
仕事の不具合を指摘されたのが、”お客様から”だったら余計にそうだろう。
誰がやったのか、誰のせいなのかはまったく関係ない。
お客様から見れば、その不具合は、その店がやったことであって、
その会社がやったことである。
お客様に対して社内の誰が悪かったとか、誰のせいなのかを言ったとしても、
お客様にとっては関係ないことであって、
お客様からはその会社が不誠実であるとしか映らない。
前記の例と同じようなことだ。
今日は
大阪での「キーパープロショップ研修会」
みんながお客様のことを考えて、ミスを起こさないプロとして
お客様に責任ある仕事をするために「学ぶ」。
熱心に学ぶ。