快洗隊の店舗改革も七分通り終わり、
既存店のあと数軒にも手を入れる。
6月から8月にかけて続けざまに開く新規快洗隊店舗の準備も進めなければならない。
と同時に、
アイ・タック技研全体の大きな動きとして
「車BIYOH」プロジェクトを具体的に進めるため、
自分自身、身の置き場所東京に移し、営業の、特に東京の強化を図っていく。
「何でもやる。誰にも遠慮することなく、みんなと一緒に自分でぐいぐいと進む。」
仕事のそれぞれは、それぞれの人に任せていく。
その上で、一つ一つのすべての仕事に対して、私自身が積極的に引っ張って行く。

誰かに何か仕事を任せることで、
私が楽になりたい訳ではない。
また、任せた人の好きなようにやらせることでもない。
任せた仕事には、
いつも私自身が十分な関心を持って、
現状と行動の“連絡”と、
結果の“報告”を常に受け、“相談”に乗って、
問題点を指摘し、指示し、一緒にその仕事を作り上げていくことだ。
特に重要な仕事は、「報・連・相」を基に、
その仕事を任せた人と共に、
私自身が一緒に仕事を進めていく。
それを怠ると、思いも寄らぬ回り道をすることになり、
時間を無駄にし、投資を潰すことにもなる。
私は、自身が先頭になって動き任せた人間と一緒に進むべきなのだ。

しかし、人は仕事を“任せられる”と不思議に
「自分の思い通りに自分の好きなように仕事をしたくなる。」ようだ。
「任せたからには、結果が出るまで口を出さないで欲しい。」なんて感じか。
だから、報告も連絡も相談もほとんどしない場合がある。
しかしそのパターンで仕事がうまく行くことは決してない。
少なくとも私の経験上では、必ずうまく行かない。

仕事を任せるということは、
その仕事についての職務上の権限を、
その人の役職の責任範囲の内において委譲し、
会社の戦略と戦術にのっとってその仕事を遂行させるということだ。
「君の好きなようにやりなさい。」ではないし、
ましてや「君に任せたのだから、私はこの仕事について何も聴かないし、言わない。」
なんてことでもない。

経営者として、
人に仕事を任せることによって”楽”をしようとするのは
経営者として失格であるが、
逆に、任された仕事に対して会社の戦略、戦術、方針、方法を無視して、
自分の好きなように仕事をしてしまう人には
決して仕事を任せてはいけないのである。
報・連・相を怠る人には決して仕事を任せてはいけないのである。
なぜならば、
仕事とは、
「社会に対して何らかの付加価値を提供すること。」だから、
その仕事の社会に対する責任は経営者が負うべきなので、
部下の”好き勝手”に仕事をさせるのは、
経営者として社会に対する背信となるのだ。
だから経営者は、すべての仕事に積極的に関わっていかねばならないことになる。

「報・連・相」を行うことは、
「すべて上司の許可を得られなければ何も実行できない。」とか
「すべてを報告させられることで、監視されているような気がする。」とは
全く正反対であって、
報・連・相がしっかりと行われるからこそ、
いちいち許可を求めることも不要になるし、
変に疑心暗鬼になって監視されることもなくなるのである。

より任せたいからこそ、報・連・相が必要なのだ。

現在、この会社でも
ビジネスの進展スピードが勝敗を決めるような段階に入っている。
質の高い仕事を最短距離で作り上げていくためには、
それぞれが持っている力を十二分に発揮していかねばならない。
そのために最も重要なのが、
それぞれが仕事を進めていくにあたっての報・連・相のコミュニケーション。
これをいかにも密度濃く持っていくことで、無駄をなくし、回り道をせずに、
最短で最高の質を実現することができる。

会社は、出来うる限りの情報と指針をリアルタイムに発信すること。
それぞれ仕事を任された人は、
計画的な行動を、濃い「報・連・相」と共に積極的に進めること。

「任された以上は、自分の好きなように自由にやりたい。」という
個人的なスタンドプレーは、
無駄なだけで、むしろ邪魔な要素である。
たくさんの要素が複雑な過程を経ながらハイスピードで進み、
大きな成果を目指そうとする時には、
それぞれの仕事を任されたたくさんの人が、
徹底した「報・連・相」のコミュニケーションを持っていかないと、
それぞれが余計なことをやったり、無駄な回り道をすることになる。

私も今後、
すべてについて積極的に関わっていく姿勢を持つことにしたので、
そうなるとすべての要素を理解しなくてはならない。
だから、余計にすべての人に徹底した報・連・相を求めていくことになる。

いずれにしても、私ももっともっと頑張らねばならないのだ。

昨日も飲んだ。
今日も仙台で飲む。元気に飲むのだ。
特に芋焼酎がうまい。楽しい!
お付き合いいただきありがとうございました。

今日の夜は仙台なのに、なぜか今、札幌に向かって飛んでいる。