2008年05月04日(日曜日)
1907.怖さは自分の中にある
社内の色々な立場の者が集まって、あるプロジェクトチームが作られている。
昨日、東京営業所と本社事務所で電話会議の形でそのミーティングを行った。
ある商品について、
私たちと私たちが支援する立場としての強みと弱み。
そして相対し競合する立場が持っている強みと弱み。
そのそれぞれを参加者全員がランダムに挙げて行った。
約3時間に渡って喧々がくがく。
それぞれ二十点以上出していってそれを整理し
両方共が持っている強みは、対等の強みとして消し込み、
両方共が持っている弱みも同じように消し込む。
今度はこちらが持っている強みと相手の弱みを抽出すると、
意外に「こりゃ勝てそうだ。」と思えるような要因がいくつも出てくる。
逆に、相手の強みとこちらの弱みを抽出すると、
克服すべき要素がはっきり見えてきて、解決策を考えていくうちに、
それが決定的な弱みでもないことが解る。
こちらが持っている決定的な強みを最大限活かし、
自らの解決すべき要素を合わせた戦略が、
今後、構築していくべき施策につながっていくわけだ。
このやり方は企業戦略を立てていく上での一般的な方法のひとつだが、
必ず注意せねばならないことがある。
自らの立場が持っている強みと弱み。
相手が持っている強みと弱み。
その一つ一つの要素を、「一般ユーザー」の視点で上げていくこと。
つまり自分自身がお客様になりきって、自分と競合を見るわけである。
文字通り客観的に。
だから、
「弱み」「強み」と考えて行く訳ではなく、
「自分が客として、こちらで○×を買おうと思うポジティブな理由、ネガティブな理由」
「あちらで○×を買おうと思った場合のポジティブな理由。ネガティブな理由」と考える。
こうしてみると面白いことが解ってくる。
それまで相手の強みばかりが見えて、
とても勝てっこないように思えていたことでも、
お客様の視点から見ると意外と向こうにも弱みがあって、
必ずしもこちらとして負けないし、
こちらの姿勢を正しさえすれば、こちらにある決定的とも言える強みが活きて、
十分に勝算があることが解ってくる。
言い方を換えると、
こちらの側の視点で相手を見ると、
相手の強みばかりが目立ち、
自分たちの持っている弱みを思うと、
とても勝てそうになく弱気になってしまうが、
お客様の視点から見ていくと、
自分たちが持っている強みが鮮明に見えてきて。
むしろ向こうが持っている強みよりもはるかに優位に立っていることに気が付くのだ。
何事でも、
「向こうは▽▲◎という有利な条件を持っているのだから、勝てっこない。」
と、闘う前から白旗を揚げ、
自らの立場の弱さを嘆いてばかりいる人がいるが、
客観的に見ればその人が持っている強みを考えると十分に勝てるはずなのに、
最初から戦意を喪失しているのは、傍から見ると滑稽にすら見える。
十分に勝てる相手なのに、最初から腰が引けているへっぴり腰のボクサーのようなものだ。
ビジネスはお客様にいかに支持されるかの戦いであり、
競合者との正面きっての戦いでもある。
戦う前からのへっぴり腰では、負けは最初から見えている。
戦いの勝敗を決定するお客様の視点に立って、
自分と相手の強みと弱みを見つけ、自らの持っている強みを十分に活かして戦えば、
相手が何であろうと、どうであろうと、
あくまでも、勝敗を決めるのはお客様の選択なのだから、
そこを間違えなければ、十分に勝てるはずなのである。
負けるとするならば、
自らの中にある「闘う前に白旗を上げる自らの逃げ腰の姿勢。」だけであろう。
恐れるべきは外にあるのではなく、
自らの中にある“逃げ腰”、闘う前からの“恐怖心”でなのであろう。
昨日の夜。
千葉松戸店と五香店の達成会をやった。
一昨日の大須店の達成会ではスタッフはたった二人と結城君だけであったが、
この合同達成会ではなんと14名集まった。
便乗の鈴置部長と賀来部長、田中次長は参加費自己負担であるが、
私の小遣い持ちの達成会参加は11名。
両店ともアルバイトさんが豊富なのだ。
愛知県では全くアルバイトさんが集まらなくなって久しい。
自動車関連の工場が”期間工さん”を集中的に集め始めて、
アルバイトさんが全く集まらなくなった。
同じお金を使って募集しても愛知県ではゼロもあるが、関東では何十人も応募がある。
労働集約型店舗の典型である快洗隊が、
今後、関東での展開を強化して行こうと決意した大きな要因である。
困難がいかにあろうと絶対に「負けないぞっ」である。
それにしても、いかに食べ放題の火鍋屋さんでもこれだけの人数は応える。(~_~;)
大須店に次いで伸び率2位、164.8%の五香店・中島店長と、
難しかった松戸店を初の売り上げ第4位にまで引き上げた鈴木店長。
びっくりするほど環境が良くなった五香店。