谷 好通コラム

2019年06月14日(金曜日)

6.14.新しいコマーシャルが楽しみになってきました。

今日は、技術コンテストの全日本チャンピオンインタビューで、
茨城県つくば市に来ていました。
その話の内容は、また詳しく書きますので、もう少々お待ちください。

 

そのインタビューの途中で、
賀来社長から電話が入りました。
私がこの時間インタビューをしている事を彼は知っているのに、
なおかつ電話をしてきたという事は、
何か緊急の事があったと思い、
あえてインタビューを中断して電話に出ました。

 

今日は、
賀来社長、鈴置専務や佐々木マネージャーと増田部長など会社のトップは、
横浜のオープンスタジオで、
新しいテレビコマーシャルの撮影に立ち合い、手伝っています。

 

だから、その事についての緊急連絡なのでしょう。
賀来社長いわく
「撮影ですが、さっき車がぶつかって、壊れて、撮影がストップしました。
今日はもう、何もできません。」
がっかりです。
ぶつけたのは制作会社が用意したスタントカーのドライバーらしく、
私達が出演を頼んだ平川亮でなかったのは不幸中の幸いだった。
しかし、これからどうするのか。
明日と明後日、撮影の予備日があるので、晴れ予報の明後日、
ぶつかった車と同じ形の車をレンタルして撮影を続行するのか。
ケツをまくって「もう、やめだっ」と宣言してしまうのか。
皆さん私を待って、結論を委ねてきた。

 

ここまで来たのだから、
代わりの車が調達できたのならば、
もう一度、明後日、やり直しをすればいいのだが、
ここでもう一つ大きな問題が発生していた。

 

今度の新しいコマーシャルは、
白い車が走ると、次々と”カラフルな水”がかかったり、
カラフルな粉が連続してかかったりして、
あくまでもカラフルに美しく汚れていって、
カラーだらけになった車に、
最終的に大量の水がドカンと落ちてきて、
すべてのカラーが水に流されて、
素晴らしくキレイな車が現われるというストーリーです。

 

そのカラーの水が、
Wダイヤモンドキーパーを施工されたボディに、
掛かったとたんに、ダイヤモンドキーパーの強烈なはっ水にはじかれて、
ちっとも汚れず、
カラフルにキレイに汚れていくと言うストーリーにならないのです。
ダイヤモンドキーパーにしてもクリスタルキーパーにしても
「強烈に水と一緒に汚れもはじいて、汚れにくくなり、洗車の回数が減る」
が、宣伝文句なので、
その汚れが、カラフルなキレイな色水であっても、
同じようにはじいてしまい汚れないのは当然だ。

 

開発の増田部長が、
食紅を溶かし込んだ色水に”牛乳”を濃く混ぜれば、弾かなくなると言う。
たしかにダイヤモンドキーパーは、
環境に有害なフッ素を含んでいないので、
フッ素のように撥水撥油(水もはじき油もはじく性質)ではないので、
水と乳脂という脂肪分のエマルジョン(分散)である牛乳ははじかない。
でもしかし、
せっかくダイヤモンドキーパーが持っている汚れない性能を、
牛乳と言う絶対に降ってくるはずがない物を降らせて、
わざわざ汚すのは、それは”嘘”なので、やめさせた。

 

カラフルな汚れをいくらかけてもはじいてしまうのは、
事実なので、それを前提としたストーリーが造れるのならば、
日曜日に、撮影を続けることを認めるとして、今日の結論とした。

 

さぁ、どんなコマーシャルが出来るのか。
当初のストーリーが成り立たなくなっての制作は、逆に、楽しみになってきました。

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
    読めば読むほど元気になること間違いなし。・・・の、はず。

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