2008年02月29日(金曜日)
1857.寒くても熱い人たちと
今朝一番の飛行機で福岡から仙台に飛んだ。
意外にも気温そのものは仙台も福岡とあまり変わらず、ちょっと拍子抜けであったが、
プロショップミーティングが始まる昼ぐらいになると、
「やっぱり東北は九州よりかなり寒いな」と、思った。底冷えがするのである。
快洗隊のみんなに聞くと冬の洗車作業は、夏よりもうんと楽だと言う。
洗車は水を使う仕事なので、冬はさぞかし冷たくてつらかろうと思われるが、
実際には水を直接触る場面は少なく体を動かしていると暖かくなるので、
冬の作業は忙しければ忙しいほど寒くないと言う。
それに比べて夏は日差しがきつく、動けば動くほど暑いので、
夏の作業はきついと言っていた。
私も現役を抜けてからもう10年近くなるが、
夏のつらさは今でも憶えているが、
冬は、年末の忙しさはあっても、寒さでつらかった記憶は比較的少ない。
いずれにしても、洗車に対する消費者マインドは低く、
何をどうしても一月と二月は、
一年の中で最低の実績であることは動かしがたいものがある。
いわゆる冬眠状態だ。
寒さによる消費者マインドの低下には抗しがたいもがある。
快洗隊直営店では、
二月の前半、土日のたびに雪が降って極端に低迷して、
一時は前年同月同日比で70%台にまで落ちた。
そんな状況を見て、私は店長全員にこんなメールを打った。
快洗隊諸君へ
「朝起きたら、”また”雪が降っていてがっかりしました。
これで3回目の週末の雪です。
快洗隊の君たちも、さぞ、”がっかり”したでしょう。
しかし、世の中、「しょうがない」こともあるのです。
「しょうがないものは、しょうがないので、しょうがないのです。」
これは他に責任を転嫁することとは全く違う意味で、しょうがないのです。
しょうがないことで意気消沈してしても、仕方がないので、
やれることはやるべきですが、焦ってもしょうがないので、
暗くなるのだけはやめましょう。
すっぱりと、サッパリして、明るく行きたいと思います。」
本社としては二月の実績についてはもう「しょうがない」と、
あきらめたから、
みんな、悲壮感を持ったり、悲観をせずに明るく行こう。
そんな意味を持った内容であった。
自分の店舗経験から、「暇」が一番精神的にもキツク、滅入ってしまう時だ。
それを思って送ったものだが、
知立店の竹内大輔店長から、
こんな猛烈なメールが返信されてきた。
「お疲れ様です。
朝、起きたとき道路が乾いていました。
神様はまだ見放していません。
予算必達。知立店はここで止まるわけにはいきません。最後まで精進しますので、宜しくお願い致します。
快洗隊魂。
知立店 スタッフ一同」
私が余計な心配などするものではない。
このメールをもらって、正直、自分が恥ずかしかった。
と同時に、感動した。
知立店は、この宣言どおり26日時点で見事「予算」を達成してきた。
脱帽である。
他の店についても、全店合計で前年107%にまで乗せて来ていて、
予算をクリアする店舗も続出している。
全く「しょうがないものはしょうがないからしょうがないんだよ。」どころではない。
これが竹内大輔の言う快洗魂というものなのか。
前半に比べて、後半は天候にたたられることもあまりなかったから
追い上げることが出来たのか。
いずれにしても、
途中でギブアップしたようなメールを送ったことは私の間違いであったようだ。
快洗隊諸君へ、
「君らはすごい。また惚れ直した。」
寒い東北でのキーパープロショップミーティング。
今日の寒さのせいか、出席者は初めての一桁。
だが、熱い人は、外がどんなに寒くても熱い。
このミーティングは少人数ならではの中身の濃い発言の応酬であった。
勝手に作ったという「キーパープロショップジャンパー」
このパワーが私たちのエネルギーの素になるのです。
勝手に作っちゃった人。