2008年02月26日(火曜日)
1855.百聞は一見にしかず
ピーナッツはウマい。
殻付きの落花生もウマいし、炒ってある薄皮付きのピーナッツもウマいが、
とりわけうまいのは、やっぱり塩味の「バターピーナッツ」、通称「バタピー」。
カロリーのかたまりで、
デブの私のようなものには禁断の食べ物と言える。
売っているバタピーの袋は、
たいてい袋の全部か一部が透明になっていて、
中のバタピーの姿が見えるようになっている。
これは、バタピーの姿そのものを見せるのが一番ウマそうに見えるからだろう。
「百聞は一見にしかず」と言うが、
言葉で、「うまい!」「ものすごく美味しい」とか
「極上の国産もの」「口に広がる快感(ちょっと違うか)」とか、
袋の中のバタピーのウマさを言葉や文字で表現するよりも、
バタピーそのものを「見せてしまう」方が、一番解りやすくで、食欲をそそる。
「言葉」よりも(「絵」、「絵」よりも「写真」、「写真」よりも「動画」、「動画」よりも)
「実物」
物の実態を伝えるための道具としては「言葉」がもっとも「伝える力」が低く、
「実物」がもっとも「伝える力」が強い。
まさにバタピーなどその典型なのである。
そう考えると「洗車」「コーティング」は始末が悪い。
商品の良さを伝えようにも「実物」がないのだ。
サンプルを造ることは出来るが、
商品の実物とはお客様の車がきれいになることであって、
サンプルはサンプルでしかない。
だから、言葉を並べたり、絵や写真を見せたり、ある時は動画を見せたりするが、
どれもサンプルを絵や写真、動画で見せることにしか過ぎない。
お客様は数千円、時には数万円の商品を実物なしで、
ほとんどの場合、スタッフの言葉だけで、「信用」して買うしかないのだ。
「百聞は一見しかず」が成り立たない商品なのである。
だから、写真とか言葉で説明されることになるのだが、
この時の
説明をするスタッフの服装であるとか、
身だしなみ、態度など目に見える部分が大切になる。
言葉は、商品を理解してもらうためには非常に大切だが、言葉は言葉でしかない。
その言葉を発する人を目で見たときのイメージが「信用する」に大きく関わっているのだ。
もちろん店舗がきれいでなければ問題外であるのは当然だ。
そういう意味で洗車・コーティング商品は、
意外にも、スタッフの身だしなみを含めた接客力が大きく物を言ってくる。
「百聞は一見しかず」が成り立たない商品の販売は、
スタッフの「一見」が「感じ」が、想像以上に大切なのであるのだろう。
今日は、中国地方のキーパープロショップミーティング。
約20名の熱心な方たちに集まっていただいた。
その最後、広島営業所長の山本信が、長く話しをした。
その内容が充実していて、ちょっと驚いた。