2007年12月11日(火曜日)
1795.足をさすられながら
私は足をさすられるのが大好きだ。
ほとんど快感に近く、
しばらく足をさすってもらうと、
ほとんどの場合、スースーと寝息を立てて寝てしまう。
だから連れ合いには「俺が逝く時には、必ず、足をさすってほしい。
足をさすってもらいながら眠るように逝けたら最高だよ。」と言ってある。
私の足は小さい時の小児マヒで左足がかなり細い。
だから、歩くのは1,000mまでと認定され、
身体障害者4級の指定を受けている。
その割には出張ではかなり歩くし苦に思ったこともほとんど無いが、
それでもやはり行動には制限があったり、
痛くないことは無い。
ましてやここまで太ってしまうと、
腕と変わらない太さの足では、ミシッミシと骨のきしむ音が聞こえそうで、
自分でも怖くなることがある。
それでも、足のせいで自分の可能性が微々なりとも減っているとは思わない。
いい加減に減量しなくてはとはずっと思っているが、
毎度毎度の食欲に負けて、今に至っている。情けない。
いずれにしても、この足は私にとって弱みに違いないし、
少なくとも強みではないことは確かだ。
しかし、私は逝く間際に、足をさすってもらって、
この足ならではの快感に「あ~~、気持ちいい~~。」と思いながら、
眠るように逝けるはずなのだ。
こればかりは他の人には持ち得ない私ならではの楽しみ。
私は幸せだ。
誰も自分が持っている運命にハンディキャップなど無い。
マイナスが在れば、必ず、その裏返しのプラスが在る。
病気と闘う人は好きだ。
その姿は美しくさえある。
しかし、
病気のせいにして自分を甘やかす人は大嫌いだ。
自分に溺れて闘わない人はもっと情けない。
病気と闘う人に対してこれ以上失礼なことはない。
今日、病気と精一杯闘う人と会った。
良くなった顔色と軽やかな笑い顔が感動的であった。
三日後、鳴海店の看板が全部変わる。
鳴海店が持っている良さを100%引き出したいと思っている。
これはその一部。