2007年12月10日(月曜日)
1794.心の準備がないままに
昨日は約120km離れた松阪市に行ったあと、
夜、安城店に行ってみんなとご飯を食べた。
車で行ったし、下の歯茎がちょっと腫れていたこともあって、
お酒を一適も飲まなかったせいもあって妙に静かな食事で、
店長の柴田君がいつもの調子でボソボソと喋っていたが、
私も喋ろうとするが、私の話は続かない。
頭がボーっとしていたのは、歯茎が腫れていたので熱でもあったのか。
みんなが食事が終わったころに石川部長がやってきて、ばつが悪そうに、
でもしっかり五目焼きそばを食べていたころには、睡魔とボーっとが混じって、
「時間は守らなきゃ・・・」と、ブツブツ思いながら、
でも、刈谷店のオープンでほぼいっぱいいっぱいの石川部長は、
それでも、場を盛り上げようとニコニコとして一生懸命話をするが、
私と言えば、もはや無反応状態。
石川君の食事が終わるや否やお勘定を済ませて、朦朧としながら車に乗る。
だから、せっかくみんなと一緒だったのに写真も何もなし。
また年末までに行くからね。その時はまたいっぱい写真を撮ろう。
体が重く感じるのは、また体重が増えたわけではない。
足の裏のタコが、また大きくなったせいでもない。
今まで社長業と営業と開発の仕事が中心であったのが、
快洗隊の仕事が中心になってきているので、
脳細胞の違うところを使っているせいなのかもしれない。
脳細胞をいくら使ったって思考力が低下するようなヤワな脳みそではないはずだが、
快洗隊に直接的に接していく時、
どうも、同じ頭のチャンネルを使うと、具合が悪いようなのだ。
一時的にしろ精神的に萎えているような現象が体に起きていた。
午前中、両常務と2時間ほどたっぷり話した。
話の途中で、頭がスッキリしないことを話したら、
「ストレスが溜まっているんですよ。一度、パーッとサーキットでも走って来て下さい。
私も昨日2時間だけソフトボールをしたら、体はあちこち痛いですけど、
頭の中はスカッとしましたよ。スッキリです。」
そう言うのは、元社会人野球の監督で全国優勝を何度か経験している池本常務。
本格的な野球をやってきた人が、
2時間ソフトボールをやったら・・・・と言うのは、
すごく説得力がある。
「じゃあ、ちょっと仕事をほっぽらかして、西浦サーキットでも走ってきますかっ、
畠中くん、付き合えよ。」
と調子に乗って言った。
そう言っただけで、ずいぶん気分がスッキリした私の頭は、便利な頭である。
午後、快洗隊・甚目寺店に行った。
ここ何ヶ月の不振の原因を考え、
この12月のチャンスに一気に取り戻す方法をみんなと話し合った。
午前中の話でかなり頭がスッキリしていたので良かった。
甚目寺店のみんなと、やっと気持ちが一緒になった気がした。
良かった。それでまた頭が一段とスッキリ。
午後5時過ぎ、
やっぱり歯茎の腫れが気になったので、
いつもの名医の歯医者さん「堀田歯科」さんに電話をして、
すぐ行ってもいいかを聞いたら、たまたま忙しくなかったらしくOKをもらった。
甚目寺に近い名阪高速に乗ってたった30分で到着。
早速、診察台に座って、院長の堀田先生に見てもらう。
部分レントゲンを撮って
「あ~~、この歯はもうだめだな。
インプラントとインプラントの間だから取っても大丈夫だから、取ろう。
大丈夫、横から取るからインプラントは絶対壊れないからね。」
ああもすうもない。
インプラントに挟まれた自前の歯を、もう根っこがだめだからと、
横から、つまり歯茎を切って抜いてしまおうというのだ。
私は歯科の治療についての知識は全く無いが、それは想像しただけでも恐ろしいことだ。
普通の歯医者さんなら大仕事であって、
「まず腫れが引いてから」とか何とか言って、先延ばしするであろう事を、
今からすぐやるというのだ。
私は心の底で「ひぇ~~~~、まだ心の準備がないままだよ」と悲鳴を上げた。
「腫れの治療をやっても、またすぐに腫れちゃうから、取ったほうがいい。」
堀田先生の確信の言葉に抵抗するすべも無く、
私は「はい・・」と言ってしまった。
すぐにオペ!(でもないか?)が始まり、
いつものように手際よく、しかも力強く!
でも、今やっていることをその都度ごとに丁寧に説明してくれながら、
まったく、まったく痛くなく(麻酔の時がほんの少しだけ痛かったが)
でも、30分がかりで、しかし風のごとく2本!の歯が、
歯茎を切開して取られた。
私は、まったく痛くも無かったのに、
痛みがいつ来るのではとドキドキしていたが、
痛くないまま、切開の跡を4針!縫って終わり。
いつものマジックのような速く、しかも力強い治療であった。
こんなことをやった後は、麻酔が醒めてからが痛いものだ。
そう思いながら、帰りの車に乗った。
走りながら携帯電話で(もちろんハンズフリー)事務所にいた畠中常務に、
「今、歯を2本も抜いて、4針も縫ったんだ。痛いから今日はもう帰る。」
と、これから来るであろう麻酔が取れた後の痛みを想像して言った。
しかし、帰り着くまでも帰ってからもまったく痛みは来なかった。
信じられないことに、歯を抜いたことも、歯茎を縫ったことも
何もなかったように痛くない。
堀田先生の技は、痛くない神業的速攻治療に加えて、
術後の痛みも無い技の域にまで到達しているのか。
ほとんど感動ものである。
歯の治療の痛みが怖くて歯医者さんにいけない人。
堀田先生の神業の存在に救いを見い出すべきである。
きっと奇跡を見るでしょう。ホントですぞ。
帰り着いたころ、心の動揺も落ち着いて、
頭もスッキリである。
昨日今日の頭の重み、体の重みまでが嘘のように消えている。
(痩せたわけではない)
明日から、また、スッキリでバリバリと大好きな仕事がやれる。
しかし、西浦サーキットを走って「頭スッキリ」の理由がなくなってしまったのは残念だ。
しかも、
「今日は、絶対にアルコールはだめだよ。」と先生が言った。
だから今日は多分5年ぶりの禁酒デーになる。
残念だ、耐えられるだろうか。
安城店の柴田店長。
もう大丈夫だから、今度はいっぱい飲もうな。
やっぱり飲まんと盛り上がらんな。