とうとうメガネが失くしてしまった。
グァムから帰ってくる飛行機の中で、
前の席の人がシートを倒すので(当たり前)、パソコンが使えず、
空いている席に移動してパソコンを打っていたのだが、
着陸する前にもとの席に戻った時、移動していた席のどこかへメガネを置いてきてしまったのだ。
元の席に戻ってすぐに気が着いたのだが、
もうシートベルトのサインが点いていて探しに行くことが出来ず、
着陸してからその席へ大急ぎで探しに行ったのだが、
どこにもなかった。

あのメガネは、もう5年ぐらい使ったであろうか。
何十回も、ひょっとした百回を越えて、何度も何度も、あちらこちらに忘れてきて、
そのたびに戻ってきた。
食事に行けば、必ずといっていいほどテーブルに置いてきてしまったし、
お客様のところにも、新幹線中にも、乗せてもらった車の中にも、タクシーの中にも、
ホテルにも、イヤというほど忘れてくるのだが、
そのたびに、皆さんの好意で、必ず戻ってきた。
その回数を考えると不思議なメガネであったとも言える。

予備のメガネを持っていたので、
すぐに不自由はしなかったのだが、
やはり長年はめてきたメガネが変わると、
はめ心地がずいぶん違って違和感がある。
正直いってイヤでしょうがない

私のメガネには近視と乱視が入っていて、
運転とか、比較的見るものと距離がある場合だけ必要で、
デスクに座っていたり、パソコンを打っている時などは、
メガネをはずさないと見えない。
ただの近視と乱視ならば近くを見るときもそのままでいいのだが、
老眼があるので、近くを見るときは近視のメガネをはずすことによって、
凸レンズの老眼のメガネをかける効果と同じになるのだ。
早い話が、私の目は、近視で乱視で老眼なのだ。(情けない)

それで、どこかに座って何かをする時には必ずメガネをはずすことになる。
だからしょっちゅう置いてきてしまうのだ、

メガネだけでなく忘れ物は私の特技であって、
いつでもどこでも同行の人がいれば、
私が忘れ物をしないかずいぶん注意を払ってくれるのだが、
一人で出張に行った時は、その分自分があれこれ注意をしなければならなくて、
その分だけでもかなり疲れてしまう。
特にホテルをチェックアウトする時など、
忘れ物をしないように荷物を片付けるのが苦痛でしょうがない。
ホテルでの朝は、私にとって緊張の時間なのだ。

物を忘れてきてしまうのは、
常に色々と考え事をしているからだと言い訳を言っているが、
ただの注意力散漫であるに過ぎない。

もう一つ言えることは、
私は整理整頓がものすごく苦手なのだ。
誰かが片付けてくれなければ、机の上はいつも乱雑であるし、
このパソコンに入っている数え切れないデータも、
整理する意味でファイルをたくさん作ってあるのだが、
どこにファイルにどのデータを入れたのか忘れてしまって、大変苦労することが多い。

今会社の販売管理システムを構築しようとしているが、
少なくともこの仕事に関しては、私が一番不適任であって、
スタッフに任せるしかない。
人には得手不得手があって、
私は、特に管理とか整理とかについては、
先天的にだめなのだろう。

今はめているこのメガネは、実はレース用に使っていたメガネで、
ヘルメットを被ってからメガネを差し込みやすいように、
メガネのつるがストレートになっている。
ヘルメットを被ると上下の視野が狭くなるので、メガネのレンズも横長だ。
今の流行りなので横長にしたわけではない。

新しい私のメガネ

初めてブログ形式でこのコラムを載せた。
慣れないので、かなりイライラしながらやっている。
昨日の夜10時前、ブログ形式への強制執行が行われた。
クソッタレである。

今日の名古屋は、青空にまるで南国の島のような雲がいっぱい出ていた。
グァムの休暇を思い出してしまう。

「ヨシミチ」さんに会った。
私の名前の「ヨシミチ」は、「好通」と書く。
「好きで通す。」という意味なのか、「好きで通ってしまう。」か、
いずれにしてもわがままな名前であるが、
たまたまお会いした「ヨシミチ」さんは、「欣道」と書く。
こっちの方がずいぶん格好良さそうだ。

ご本人も、デブの私とは大違いでとてもスマートな方であった。