谷 好通コラム

2007年09月08日(土曜日)

1726.やっとこさ出来た

昨日の夜、帰り着いたのはもう12時直前であった。
まさにくたくた、這うばかりに辿りついたという気分。
そのままとろけるように寝て、それでも次の朝は7時に起きた。
今日は営業会議で、
すべての営業所の所長が本社にやってきて、
それぞれのスタッフは、各営業所で電話会議の装置で参加する初めての試みだ。

 

朝早めに会社に出てきて、会議の準備をする。
準備といっても、自分自身の問題で、いろいろな資料を下調べするだけ。
でも、これをやっておかないと会議の時にただ聞いているだけになって、
会議をする意味がなくなってしまう。
時差が頭の中を豆腐のようにしているが、
これだけは、どうしてもやっておかねばならない。

 

何事も準備が大切なのだ。
私は、講演などをする時、直前まで何を話すかなかなか決まらないのが普通で
その場その場の土壇場で、行き当たりばったりでやっているように思われることが多いが、
本当は、かなり前から準備をしていて、
準備を重ねた上で、直前に自分の感覚で最後の仕上げをしているだけなのだ。

 

仕事において、何をするにも準備が必要で、
準備がしてあるから、最大の効果を出すことが出来る。

 

特に、製品を新に造りだす時には
準備は、念には念を入れて万全を期すのだが、
もう1年以上も準備をしているのに、なかなか出来上がらないものがあった。
快洗Jr.へ接続して使うアクアキーパーの機械だ。
あまりにも単純な構造の機械なので、すぐに出来るつもりであったのに、
あまりにも単純な機械なので、
何度、試作機を作っても、なかなか上手く機能させるものが出来なかった。
かえって単純な機械の方が、
単純な構造の中で、想定されるあらゆる状況下で正しく機能せねばならないので、
かえって難しくなってしまうことを学んだ。
こんな経験は初めてで、難しかった。

 

それでも何とかできたのだが、
今日の会議の中で、営業車への積み下ろしに問題があることが解って、
また宿題になってしまった。
これは、レンタルで提供していく予定なので、営業車への積み下ろしが頻繁になる可能性がある。
一体いつになったら出来上がるのやらと思ったら、
これもみんなの意見で、簡単に行けそうな事も解った。
「三人集まれば文殊の知恵」
やっぱりみんなの意見を聞くに勝ることはない。

 

電話会議は、面白かった。
顔は見えないのに、数十人とのコミュニケーションが成り立っていることに、
不思議な快感を覚えたのは、私一人ではなかっただろう。

 

時差でフラフラしていたが、
妙な緊張感があって、面白かった。
これからは、みんながこの機能を利用して頻繁なコミュニケーションが成立する予感がある。

 

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
    読めば読むほど元気になること間違いなし。・・・の、はず。

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