2007年04月12日(木曜日)
1618.女王様と奴隷たち
ある中年がらみの子持ちの亭主が、
自分の誕生日に、奥さんから「GPS付き携帯電話」を贈られた。
今のGPSの精度は恐ろしいほど高く、
10m単位で所在地を特定できる。
どこで酒を飲んでいるかなんて一発で解ってしまう。
彼はそれ以来、そのGPSを常に携帯することを義務付けられ、
電源を切ることを禁止されていたそうだ。
このGPS携帯は、”子供を誘拐から守るため“に使われているのが一般的であり、
非常に有効であるので、よく使われている。
しかし、これを亭主の行動監視に使う女房がいるとは、
恐ろしい世の中になったもので、
何ともおぞましい話である。
自分の誕生日に、
プレゼントとしてGPS携帯(多分、リボン付き)を渡された時、
その夫がどんな表情をしたか、
想像するだけでも気の毒である。
聞いただけの話なので何の根拠もないが、
きっとその奥さんは強烈な独占欲と、
所有欲、そして支配欲を持った人なのだろうと想像する。
夫の24時間を自分の監視下において、その行動を始終見ていたいのだろう。
そしてたとえば、
彼が出張先で繁華街に行った時などは、
入った店がどんな店なのか、
すぐにインターネットで調べたりして、
それがいかがわしい店である疑いがあった場合は、
気が狂ったように、「あんたっ! そこで何してんのよ。」と電話をしてきて、
亭主は、必死に額の汗を拭いながら、
「同じビルにいかがわしい店もあるかもしれないけど、
俺はそのビルの中のただの普通の居酒屋で、会社の人間と飲んでいるだけです。
決して、いかがわしい店になんか入っていません。」
と、店の外に出て言い訳を言うのかもしれない。
考えただけでもおぞましい光景である。
GPSの亭主とは別の話だが、
今、女性が強くなって、
「亭主は金を稼ぐ奴隷であって、妻は女王様」
そんな感じの夫婦が増えている。
亭主が単身赴任でボロボロに格好をしていても、
妻は、いつも、バリバリにブランド物で身を固めて遊びまわっている。
そんな夫婦も見たことがある。
こういう女房を貰った亭主は残念ながら不幸である。
いくら汗水たらして働いても、
「私はもっと稼ぎいい男と結婚できたのに、
あんたみたいな稼ぎの悪い男と結婚してあげたのだから、
夫は、それを私に償うべきだ。女王に使える奴隷のように。」
と思い込んでいるのだろう。
妻から言わせれば、そんな夫は間違いなく妻に対する犯罪者であり、
奴隷である夫は女王様の所有物であり、
自分の支配の下に生きるべき存在なのである。
そんな女性は、ほんの一部の人でしかないことは間違いないが、
しかしほんの一部であれ、
そんな奴隷のような存在に甘んじている男がいることも情けない。
昨日、何人かで会社近くのイタリアンのレストランに行った。
若い子たちに、たまにはちょっとご馳走をと思ったからだ。
ランチが1350円のその洒落たレストランには、
近所の奥様たちだろうか、私達のほかは女性客がすべてであった。
今日は、近所の「牛丼の吉野家」に行った。
並み盛の牛丼が380円である。
吉野屋は、私を含めてすべて男性客であった。
これは、私の男性としての被害妄想であろうか。
そうであって欲しい。
それにしても、GPS携帯はイヤだ。
別に私は悪いことをしたいとは思わないし、サボったりもしない。
しかし、それにしてもGPS携帯はイヤだな。
私も、管理部にGPS携帯を持たされないようにしなくては・・。
今日は、午後から西区と千種区のあるKeePreプロショップにお邪魔した。
1月以来、昨年対比200%以上で、今月は250万円を突破しそうだという。
この報告は、出来たら明日から書いてみたい。