谷 好通コラム

2007年02月18日(日曜日)

1578.シンガポール航空

ロサンゼルスに向かって出発するため、
中部空港から成田空港へ飛行機で飛んでいる。

 

飛行機の中は半分以上が外国人である。
超満員。びっしりの満席である。
今日は日曜日、
日本に帰ってくるのは日本人で、
日本から母国へ帰って行くのが外国人ということかもしれない。
国内線でこんなに外国の人たちが多い飛行機に乗るのは初めてだ。

 

わずか45分の飛行なので、これを書けるのもほんの少しの時間だけ。
しかし周りで外国語が飛び交っている中、
一人の私はつまらなくなってつい書き始めた。

 

ロスへは私だけでなく開発の森君も一緒なのだが、
いつものように出発40分くらい前にチェックインをしたら、
満員で、席を選択する余地が無く、バラバラの席になってしまったのだ。
私が15B、森君が27C、
私のBは両方から挟まれた真ん中の席である。
森君の27Cは通路側の席であるが搭乗機B-737の一番後ろの席。
太っている私は真ん中の席は辛いし、両側の人も迷惑なので、
痩せている森君と席を替わってもらった。
だから、私は今、
外国語が飛び交う最後尾の席で、パソコンをポソポソと打っているのである。
今回の旅は、どうも最初からしんどそうな雲行きである。

 

ロサンゼルスへはシンガポール航空のビジネスクラスを取った。
HISという格安チケット専門の会社で、
往復ビジネスクラスで二十数万円。
世界で一番機内サービスが良く、
使用機も最新型をいつも使っているシンガポール航空は、
値段が高いこともみんなが知っていることである。
なのに、
HISで買うと、シンガポール航空がイヤに安いのである。
全日空、日本航空の便などの40万円弱の値段に比べて半額近いのだ。

 

台湾のチャイナエアーラインとか、韓国のアシアナ航空では
中部⇔ロスへの往復で16~17万円ともっと安いが、
一旦、台北空港とかインチョン空港に寄ってからであり、
シンガポール航空のように直行便ではないので、恐ろしく時間がかかる。

 

どういうわけなのか解らないが、
いやにシンガポール航空が安い。
エコノミークラスならば“往復で”7万円ぐらい。
下手をしたら国内便の中部⇔札幌よりも安い。

 

日本の空港会社が異常に高いのか。
シンガポール航空が何かの理由で安くなったのか。
解らない。

 

中部空港を出発する時、空は晴れ上がっていた。
成田行きのJAL機。

 

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    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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