谷 好通コラム

2007年02月08日(木曜日)

1570.貰うか、貢献か、

(これは昨日、2月7日に書いたものです。)

 

 

新潟のセミナーが終わって名古屋に帰る。
新潟に飛んだ時はプロペラ機であったが、
帰りはA-320、ジェット機であるのでわずか45分の飛行である。

 

離陸と着陸時に電気製品が使えなくなる時間が25分ほどあるので、
この話も20分ほどで書き上げなければならない。

 

今回は、
新潟・東北地区で最大手の自動車用品卸の会社が主催して
セミナーを開いてくれた。

 

セミナーを主催できる用品卸会社さんは珍しい。
今、ガソリンスタンド(SS)の数が確実に減少しており、
セルフ化も進んで、SSで用品とか部品を扱うことが少なくなっている。
だからSSをビジネスの対称にしている用品卸業界そのものも縮小傾向で、
昔からあった会社も徐々に減って、
他の仕事にも進出したり、
石油元売直結の会社に合併したり、
それぞれに自らの存続をかけて頑張っている。

 

用品卸さんでは、
元気な会社と、そうでない会社でと、それぞれ一つの傾向がある。

 

SSで注文された商品を配っているだけの会社、
いわゆるデリバリー屋さんになっている会社は総じて元気が無い。
SSに注文を“貰い”、商品を買って“貰う”だけの会社は、
その存在の必要性が低くなってきているからだろう。

 

対して、
SSに対して販売ノウハウや技術ノウハウ、情報を“提供し”、
“役に立つ”ことに力を入れている会社は
総じて元気がある。
SS業界そのものが生き残り競争を必死にやっている今の時代に、
“貰う”だけの会社と付き合っている余裕など無く、
“提供し”“役に立つ”会社との関係を深めている。

 

ユーザーが商品やサービスに対する選択を厳しくしている現代、
商売をするSSにとっても、
SSを対象にビジネスを行なっている業者にとっても、
その役割が厳しく選択される時代になっていると言える。

 

自社でセミナーを主催する力を持っている業者さんは、
その地において、客先に対して貢献が出来ている会社であるということであろう。

 

私たちも自らを省みて正さなくてはならない。

 

ほとんど新潟市の方々だけで、32名もの人がセミナーに参加していただいた。

 

 

私達にはこんな力のある代理店さんが日本全国に何十軒もあり、
ありがたいことである。

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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