2007年01月22日(月曜日)
1557.KeePre夢物語
私たちの製品を扱っていただいている施工店さんは、
そのほとんどがガソリンスタンド(業界用語ではSSと呼ぶ)さんだ。
数ある製品の中でKeePreコーティングに関わる製品の出荷数から類推すると、
全国のSSさんで月間14~20万台(時季によって幅がある)のKeePreコーティングが施工されている。
年間にすると200万台近くのお車が、SSさんでキーパーを受けていただいている事になる。
KeePre一台の平均施工販売単価が、たとえば、5,000円でとすると、
年間約100億円のSSさんでの売り上げとなる。
SSさんでのKeePreコーティングの売り上げが100億円あるということは、
100億円分のキレイさがお客様に提供され、
喜んでいただけたということである。
うれしいことであり、ありがたいことである。
一方、新車を販売しているカーディラーさんが、
一年間で新車を販売する台数が約580万台で、
そのうち貨物車(大型・中型・小型)などが65万~70万台くらいなので、
(これはインターネットでざっくりと調べた数字なので、必ずしも正確ではない。)
コーティングなどの対照となる“乗用車”の販売は年間500万台くらいと言えるか。
そして、カーディラーさんでの新車販売時の長期間保証コーティングが、
販売台数の50%を越す店舗が現れ始めたという。
販売金額は3万円から7万円くらいで、平均4.5万円程度か。
メーカーによって、販売台数に大きな幅があるので、
一概に全新車販売台数の50%近くがコーティングをされているのではと
ヒステリックになることはないが、
そういうディラーさんが現れ始めたということは、
少なく見てもその半分の率では実施されていると考えてもオーバーではなかろう。
とすると、
125万台が平均4.5万円とすると、
562.5億円分のコーティングがカーディラーさんで販売されている事になる。
実にKeePre施工の6倍近い施工金額である。
この内かなりの部分が新車値引きとしての材料に使われているとしても
これは捨ててはおけないマーケットであろう。
しかし、それよりも考えなければならないのは、
施工後「ノーワックス」を要求し「水洗いだけでいい」とするコーティングが
年間125万台ものペースで、世に出ているという事実である。
KeePreだけでなく、撥水コートも、WAX掛けも、昔ながらのWAX洗車も、
何も要らない、何もしてはいけないとする処理の車が、
毎年125万台ものペースで作られているということである。
このペースがもっと増えて、全体で50%になってくると、
数年後には、我々のマーケットが半分になってしまうということで、
「すごいなぁ」と羨ましがる悠長な場合ではなく深刻なことなのだ。
一方、
洗車、手掛けコーティング、長寿命コーティング、室内清掃などアラカルト、
そのすべてのお客様の要望を、
すべて取り込んでいる快洗隊という
「車をキレイにする専門店」での売り上げをみると、
洗車(水洗い、撥水洗車)⇒20%
KeePreコーティング、 ⇒30%
ディーラーの新車コーティングに当たる
ダイヤモンド、アクアなど、⇒30%
室内清掃などアラカルト、 ⇒20%
つまり、すべての商品を扱っている快洗隊では
KeePreコーティングと、新車コーティングに匹敵するアクア・ダイヤモンドが、
ほとんど同じだけの売り上げが上がっている。
これが、どういうことを示しているかと言えば、
現在キーパーを取り扱っているSSさんのすべてが、
ディーラーの新車コーティングに匹敵するコーティングも取り扱うようになるだけで
新車コーティングのマーケットから100億円分のマーケットを
得られるようになるということではないか。
これはすごいことである。
ディーラーさんが扱っているマーケットの5分の一を、
これだけのことで、SSさんが勝ち取ることが出来るということ。
ましてや、KeePreコーティングそのものが、
SSの中でまだまだ十分に活かされているとは言えない。
まだ機械洗い洗車だけの枠からはみ出しきっていないSSさんの方が多く、
今、やっと、KeePreなどのマーケットに取り組むべきと始まったSSさんが多い。
これが本格的に動き始めると、現在の2倍以上のビジネスになることは間違いない。
そう考えると、
KeePreなどのマーケットが2倍半になって、
それと同じ額の新車コーティングマーケットをSSさんが取りこむ事になると、
(100億円×2倍半)×2=500億円のマーケットをSS業界が手に入れる事になる。
今現在キーパーを取り扱っていただいているSSなどの施工店さんは1万軒。
実際はその中の約40%の施工店さんで、
全体の約80%以上のKeePre施工がされている。
つまり、4,000軒もの施工店さんが、
500億円×0.8=400億円のマーケットを手に入れるわけだ。
つまり、4,000軒もの施工店さんが、
年1,000万円のマーケットを手に入れる事になる。
しかも、これはKeePreコーティングと新車コーティングだけでのもの。
これにいつもの洗車の売り上げなどが同額として加わり、
夢ではあるが、
1万軒の施工店さんすべてが、
このマーケットを十二分に活かしてくれるようになったら、
1,000万円×2×10,000=2,000億円のビジネスが出現する。
洗車・コーティングだけで平均年間2,000万円の売り上げを持つ店舗が、
10,000万軒出現するわけだ。
しかも、これは汗を流してのサービス収益としての売り上げ、
当然、利益率は普通の物販の3倍であり、
物販としてのマーケットに換算すれば6,000億円のマーケットとなって、
これは立派な“業種”の一つと言える。
・・・・・
そんなにうまくいくのか?
疲れきった頭で考えた、
根拠がありそうで、まったく無いかも知れないKeePreの夢物語か。
「日本に新しい洗車文化を」
先週までで、
三回のセミナーが終わった。
来週から、東京、仙台、札幌、愛知、四国、新潟、
あと6回である。
一日おきにセミナーを行なって、
その間の一日に、二日分の仕事をこなすというペースは、
土曜、日曜をも食いつぶしてなお間に合わないのは、
谷 好通、歳を取ったか。
かなりきつい。
ああ、サーキットで走って、スカッとしたい。