2019年04月29日(月曜日)
4.24.歳とって、エネルギーが無くなってくるけど
立派な経歴を持つご老人が、自家用車を運転していて、
何かの発作を起こしたのか、突然、暴走し、
幼い女の子と若いお母さんを曳いて死なせてしまった事故がありました。
そのご老人はたしか87才とありましたが、
その立派な経歴からすると自身に相当な自信を持った人で、
自分がそんな悲惨な事故を起こすことは絶対にあり得ないと思って、
87歳の高齢まで自動車の運転を続けていたのだろう。
亡くなった母娘の無念はどれほどだろうか、想像も出来ません。
また、そのご家族の無念と悲しみはどれほどの大きさでしょうか。
あまりにも悲惨であり、むごい事故です。
今、そのご老人は深い後悔と自身を責める気持ちで、
その場で自らの命を止めたい思いに苛まれながら、
死に逃げることは絶対に許されない事実で、ようやく生きているのでしょう。
過去の立派な経歴と実績などは、すべて木端微塵です。
むしろその経歴が立派であるだけに、かえって残酷です。
自身に自信がある人ほど、
自分は大丈夫だと思う気持ちが強い。
こういう取り返しのつかない事故を起こしてしまってから、
はたと我に返るものらしい。
私は決して自信家ではないが、
腰の手術を乗り越えたので、
本気でまた、サーキットでレースカーを走らせたいと思っています。
歩くのさえおぼつかないような状態でも、
車は運転できるので、
本気でまた、サーキットでレースカーを走らせたいと思っています。
まだ67才なので‥と、
これがイカンのだろうとは思うのですが、
歳を取っていくということは残酷な事実で、
一瞬たりとも、その事実から逃れることは出来ません。
私は会社の経営の最前線から身を引きました。
しかしまだ物事を考え、新たなるものを創り出していく能力は、
そんじょそこらの者には負けない自負はあります。
経営の最前線から身を引いてとしても、
その責務から逃げるつもりはないので、
CEO(経営最高責任者)を引き続き標榜して行くとおりです。
常に今の状況を正しく把握して、判断して、
何をどうして行けばいいのか、行くべきなのかを決めます。
逃げることなく、決めます。
逃げるつもりは全くありません。
しかし、たくさんの事を実行して行くエネルギーは確実に失いつつあります。
このエネルギーが無いまま、
実行者面を続けてはいけないと思ったのです。
だから、今、
自分の在り方を探っている所と言っていいでしょうか。
もう一つの節目は、たぶん、75才でしょうか。
それまでなんとしても生きていたいと思うし、
エネルギーの無いことを前提のスタンスならば、
ひょっとしたら、仕事も、今以上のことが出来るような気がします。
しかし少なくとも、
それ以上は車の運転もやめようと思います。
でも、その前に、
ちょっとだけ、もう一度サーキットを走りたいと思うのは
まだ、だめですね。