2006年11月04日(土曜日)
1505.筑波レースの前日
昨日、午後まで仕事をしてから筑波に来た。
今日、日曜日のゴルフカップレース前日に練習をするためだ。
このレースは今年最後のレースになるので、
かなり気合を入れて、なんとこの土曜日の練習は二回目の練習となる。
若い人は適応能力があるので、少しの練習でいいかもしれないが、
オジサンの私は「練習あるのみ!」と、こそっと人の何倍か練習をして、
なんとかSUGOのリベンジをしたいと頑張った。
クラブマンクラスの3位までに入りたい。
クラブマンクラスは17台いる。
17台のうちの3位までに入るのは至難の業で、
少なくとも1分10秒台でコンスタントに走れなくてはならないだろう。
先週の練習ではベストで1分11秒1まで詰めたものの、
コンスタントには12秒台から抜けられなかった。
あと1秒半詰めなければならない。
筑波は2kmあまりの短いコースなので、1秒半は大きな差である。
しかし、前回はタイヤが古かったので、
今回の、タイヤを新品に換えての練習に期待をしていた。
それにしても1秒半は大きい。
1本目、ニュータイヤの一番おいしいところである走り始めて3周~5周まで、
思い切ってコーナーに突っ込んで早い旋回を心がけたつもりであったが、
感覚がまだ着いていかないのか、11秒台が続く。
焦るが、11秒3がベスト。
それでもほとんどの周回が11秒台で、
前回よりも0.7秒ぐらいは速くなっている。
2本目、狭い3つのヘアピンがどうしてもうまく走れないので、
色々工夫をするが、かえって迷ってしまい、11秒台をキープするのがやっと。
途中で空気圧を下げてみるが、ほとんど変わらない。
焦る。
3本目。
ちょっとつかめたか、
11秒の前半でコンスタントに回ることが出来はじめる。
しかし、
ベストは11秒1と、結局、前回と同じベスト。
平均タイムは確実に1秒以上速く走れるようになったが、
いまいちセッティングが決まらない。
ヘアピンのコーナーリング中に、
後輪を外に滑らせて、頭を中に入れることが出来ないのだ。
どうしてもアンダーステアが出てしまう。
FFであり、超フロントヘビーのゴルフGTIは、アンダーステアは宿命であるが、
みんなリアタイヤ、フロントタイヤとも以上に空気圧を上げて対応しているらしい。
私たちもマネをして見るが、
フロントタイヤ表面がブローして、グリップが落ちてくる。
速そうな車の後ろについてみると、
ヘアピンのクリップに突く前に、すっと後輪が外に滑ってうまく方向を変えている。
真似しようと試みるが、
後が外に出る前に、前輪がズズッと外に流れてしまう。
あるいは、後輪が外に出ると同時に前も出てしまって、
変な四輪ドリフトになり、かえって減速してしまう。
アンダーステアが出ると、前輪に負担がかかって、
高い空気圧と相まって表面がブローする。
解らない。
どうすればいいのか解らない。
明日は、朝8時半に「予選」がある。
コースの狭い筑波サーキットでは、
ワンメイクで全く性能差の無い車同士が、抜くことは至難の業。
不可能といってもいい。
「予選」でのポジションがすべてと言ってもいいのだ。
あす、また新品タイヤを履いての走行で、
思い切った走りが出来るかどうか。
今日練習に来ていた5台のうち、
私は平均では速い方であったが、
私以外の車は、時折10秒台に入っている。
予選は最高タイムでポジションが決まるので、
これが予選だったら、この5台の中では最下位である。
今日走っていた車は速い方の車たちであったが、
当然もっと速いのもいるだろう。
このままでは、明日17台中の何位に入れるか、
ああ、あと0.5秒速く走りたい。
苦悩の夜である。
今日一日手伝ってくれた青山君と富澤君
気合を入れる時
銀色のゴルフが私。
後から濃い色のゴルフが追ってくる。
ヘアピンを回る2台のラインを比べて欲しい。
前の私より後から来た濃い色のゴルフの方がラインが小さい。
私にはこのコンパクトさが無いのだ。
この写真で解った。
明日は、このラインを頭に描いて走ってみよう。