2019年03月11日(月曜日)
3.11.最後の外出、花粉が4倍
たぶん、今日が最後の外出になるだろうと思う。
先生との約束の一回一泊二日は先週までの事で、
今週から本格的な手術の準備に入るらしい。
手術に向けて着実に近づいていく。
朝のテレビで今年のスギ花粉の飛散量が平年の4倍だと言っていた。
私は花粉症の症状は全く無いので、
平年の4倍だと聞いても何とも思わないが、
毎年花粉症で苦しんでいる人にとっては、
地獄からの通告のようなもので最悪の気分であろう。
あれは見るからに辛そうだ。
花粉症でない我が身が、つくづくありがたいと思う。
と言っても、その辛さを一度でも味わったことがある訳ではないので、
実感をもってそう思っている訳ではない。
そう書いているだけだろう。
30年くらい昔、連れ合いが子宮筋腫で全摘出手術を受けた時、
手術が終わったその日の夜、私は病室に泊まり込んで付き添った。
麻酔から覚めた連れ合いが「痛い。痛い。」と言って苦しむので、
腰をさすりながら、
共感しようとも思うが、
自分は全く痛くないので、
痛がっている連れ合いを傍観している自分を見つけて、
「冷たいものだなぁ~」と自分を思った記憶がある。
あの記憶と花粉症のニュースを聞いても、
全く感情の変化のない今の自分と似ているなと思った。
よく商売では、お客様の気持ちになりきると、
販売側として、何をすべきなのかが判ると言いますが、
なかなか成り切れるものではありません。
でも、それが出来ると、本当に何をどうすべきか判るものです。
でも、とても難しいのです。
だから、
今度の手術もこの恐怖を共感してくれる人はいません。きっと。
仕方ないのです。