2006年07月30日(日曜日)
1444.心の野獣を開放
ゴルフGTIカップレースの第3戦、もてぎ戦が終わって、
ただいま帰りの新幹線の中、
私は体中に心地良い疲れを感じながらこれを書き始めた。
前の話で、「元気の素になるか、熱中症で倒れるか、どっちか?」などと、
深刻ぶったりして見たが、
“もてぎサーキット”は意外に涼しく、私は熱中症などには決してならずに済んだ。
前日の予選で使ってみた「クールスーツ」も、決勝では使わなかったぐらいだ。
結果、予選では全22台中の17位。
決勝では、4台を抜いて2台に抜かれて、総合15位。
クラスでは18台中の11位となる。
ふがいない結果ではあるが、これが今の私の実力である。
でも、楽しい。
こんなに楽しい事は、他には何も思いつかない。
時速100km以上で、激しくタイヤを鳴らしながら
コーナーをすり抜けていくあのスリルと快感は、
頭の中にたまりきった泥水のようなものをきれいさっぱり洗い流してくれるし、
スタートの時、何十台もが団子になってコーナーに殺到する時の
自分の中の野獣の心を開放する快感。
あとから考えただけでも「楽しかった~」としみじみ口から出る。
全長4.8kmのコースを、あと1秒速く走れたら、
あ~~~~っ、あと2秒速く走れたら、どんなに幸せだろう。
そんなことだけを純粋に考えることの出来た一日であった。