谷 好通コラム

2006年05月28日(日曜日)

1402.右ひじが痛いのだ

右ひじが痛くなった。

 

3月の富士スピードウェーで左ひざを酷使し、水がたまってしまったのだが、
それはそれでずいぶん良くなってきた。
歩く程度ならば何の痛みも無く、
ひざの裏側に感じていた何かが溜っている感じもほぼ無くなった。

 

やっぱり医者に行ってひざの水を注射器で抜かなくて良かった。
あれをやるとクセになるらしい。
自然に治ったのでクセにもならないだろうし、本当に良かったとホッとしている。

 

しかし、しばらくの間痛かった左ひざをかばって、
カバンなどはいつも右手で持ったし、何かにつけて右の手を使った。
元々私は左足に障害を持っているので、
右足、右腕でそれをかばってきた習慣があるが、
今回は特に右ひじに無理をかけて、ひじか痛くなってきたのかもしれない。
医者に行こうかどうか迷っている。
内臓ではなく、明らかに筋肉かスジが痛んでいるのだから、
ほおっておけばきっと直るに決まっているからだ。

 

体のどこかの具合が悪くなると、
それをかばって、その反対側のどこかが具合が悪くなって、
それをかばうと、またどこか悪くなったりする。
体は全体のバランスが大切なようだ。

 

会社というものも似たようなところがあって
バランスが取れていないと、どこかで破綻が起きる。
その破綻を埋め合わせしようと対症療法を取っていると、
思わぬところからもっと大きな破綻が発生することがある。
全体のバランスを常に取っていかないと、健康な経営を続けることが出来ない。

 

ましてやスピードある成長を続けようと思ったら、
小さなほころびが大きな破綻につながるような事態を収拾することに
余分な時間を費やしている暇などない。
全体のバランスを整えながら成長しなければ、より大きな成長を望むことは出来ない。

 

今、アイ・タック技研は新しい段階を迎えている。
一つの段階の成長が限界に来てしまう前に、
次の成長のために体制、つまりバランスを作らなくてはならないのだ。

 

自分が変わると、周りが変わる。
周りが変わると、新しい可能性が見えてきて、
その可能性を実現するために、より大きな自分に変えていかなくてはならない。
それに成功して、
より大きな可能性が実現すると、
いつも間にか、変わったつもり以上に自分が変わっていて、
それに応じて、周りがまた大きく変わる。
その時にすっかり変わった自らの姿に驚き、うろたえる前に、
その自分を受け入れることが出来るだけのバランスを作り上げなければならない。
それに余分な時間をかけ過ぎると、
自分の変化に失敗することになることもある。
恐ろしいことは、そこが自分の限界点になってしまうところだ。

 

 

しかし、それにしても
右ひじが痛い。
この場合どうすればいいのだろう。

 

この車に乗ったのが元々の原因なのだ。
もう一度乗れば直るのだろうか。そんなわけない。

 

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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