2006年04月28日(金曜日)
1386.中国東方航空にて
上海に向かう飛行機の中である。
いつもの中国東方航空で席の混み具合は七分程度で、
連休に近いからか、母国に帰る中国人が多いように思える。
半分くらいが中国人のようだ。
日本では、日本の祝日がたまたま続いていて連休になり、
コールデンウィークと呼んでいるが、
中国でもなぜかこの頃を黄金週間と呼んで、全国的に連休になる。
もう五年ほども前のことだが、
ゴールデンウィークを利用して中国の西安を訪ねたことがある。
ちょっと前まで上海事務所にいた李さんの案内で、
家族で行った旅であった。
ゴールデンウィークは、
日本の祝日が作り出した日本の連休の習慣であって、
中国とは関係ないだろうと思って行ったら、とんでもない。
黄金週間中の西安はどの観光地に行っても中国人でごった返していた。
特に楽しみにしていた秦の始皇帝廟近く、兵馬俑の発掘現場は、
柵の前に何重もの人垣が出来て、
兵馬俑を見るのも一苦労するほどであった。
このプレコラの最初の方に、たしか、その時の話があったはずだ。
あの頃は一つの充実しきった時代であった。
ここから、
今度は27日、上海から日本に帰る飛行機の中。
帰りも中国東方航空。
もうゴールデンウィークの影響なのか、
あるいは中国における黄金週間の影響なのか、
今乗っている中国東方航空も、満席に状態に近い。
今回の上海は素晴らしかった。
今迄で初めてのことがいくつもあった。
多分、今回の中国での自分が、気持ちの上で一番自然であったような気がする。
無理をしない自分が中国を今までで一番素直に認められたのかもしれない。
無理して腹の中に収めるものではない。
会社から出てくる前に、
変な話を聞いた。
十年前ぐらいにこの会社を辞めた男がいて、
その彼が、「アイ・タックは宗教のような集団で、怖いところだ。」と、
人に話しているというのだ。
他愛もない悪口、悪意を持った悪口など、
今まで数え切れないほどの根拠のない誹謗中傷受けてきたが、
さすがに「宗教」と言われたことは記憶にない。
アイ・タック技研が「宗教集団」というならば、さしずめ私は「教祖」か?
技術マニュアルとか接客マニュアルが「経典」で、
全国のトレセンがお寺で、刈谷の本社が「総本山」か?
どこの総本山が賃貸しの倉庫を使うか。
どこの教祖が、事務所を禁煙にして倉庫の前でコソコソとタバコを吸うか。
バカバカしい。
洗車について当たり前の事を組み立てただけの話が、彼には理解できなくて、
意味の分からないお経のように聞こえたのだろう。
バカバカしい。
また、理由があって会社を辞めたあと、
中傷を言い続けている者がいる。
退職勧告された元の職場に対する報復のつもりか。
バカバカしい。
在職中に自慢気に言っていた。
「前の会社のホームページにBBSがあって、
私はそのBBSに暴露じみた悪口を書き込み続けて、
とうとうそのBBSを潰してやったことがある。
自分をコケにした会社にケジメをつけてやったんです。」と、
ここのBBSにも、
たまに暴露じみた誹謗中傷の書き込みがあることがあるが、
昔聞いた彼の話を思い出し、
これは彼の仕業かと思っている。
しかし、逆恨みの卑劣な攻撃に、
いい加減いやになって
もうBBSなんてやめようかな、と思ったこともあったが
「アイ・タックのBBSを潰したのは俺なんだ。」とだけは言わせたくない。
最初は、いわれのない誹謗中傷に対して正面から論陣を張って対抗したが、
最近では、
そんなバカバカしい個人的な恨みに対して
自分の貴重な時間と気力を使うこともバカバカしくなって、
躊躇なく削除する事にした。
このようなバカバカしい事に対して、
じっと“黙殺”の姿勢を守ってきたわけだが、
それもさらにバカバカしくなってきた。
本人の前では言うことも出来ず、
影でコソコソ言ったり、仮面を被ってしか言えないバカバカしい誹謗中傷には、
黙殺より、抹消がふさわしい。
中国、上海は素晴らしかった。
3ヶ月ぶりの上海では、今回、何か吹っ切れたような気がする。
その吹っ切れた気持ちが、書くのをはばかってきた事を私に書かせた。
バカバカしい事などもう相手にしない。
じっと腹に収めることもしない。
徹底した公開主義を、もっと徹底する。
自分を徹底的に日にさらすように、日陰でコソコソとうごめく者の存在も、
日にさらしたほうがいい。
今回の上海は本当に良かった。
いいミーティングだった。
頼さん、上海まかせたよ。