谷 好通コラム

2006年03月19日(日曜日)

1368.日本で頑張るかな

飛行機の中でいつものようにあまり眠れなかったので、
アメリカから帰って来て、ベッドの上で泥のように眠った。
9時間もの睡眠をむさぼったのは久しぶりのことである。

 

今回は、アメリカでたった三泊だけであり、
ほとんど立ったり歩いたりもせず、
ラスベガスでの洗車ショーでも車椅子を使い、
一人だけ楽ちんをさせてもらったのに、
途中でひどく日本に帰りたくなった。

 

激しく働けば働くほど自分が充実して、
生き甲斐が大きくなり、
幸せな気分にもなるが、
ストレスも溜め込む事にもなる。
あまり私がバタバタしてストレスを溜め込むと、
かえって、うまく行くものも行かなくなることもある。

 

そろそろ日本に落ち着いて頑張らなくてはイカンなと思い始めた。
海外に行くたびに、いちいち「あ~疲れた」などと言っているようでは、
いい仕事は出来ない。

 

そろそろ日本に腰を落ち着けて頑張ろうと思った。

 

昨日の夕、成田から中部国際空港に飛んだ。

 

ロスからの飛行機が向かい風が強くて12時間もかかって成田空港へ到着。
到着時間が遅れたのと、
職人顔の都築君が何を勘違いされたか、税関でかなりの時間引っかかって、
(麻薬の運び屋と間違えられた?)
※ロス市内のハリウッドでちょっとだけ観光の都築君

 

 

当初予約していたJALの便に乗り遅れて、
それより30分遅い便のエアーセントラル(元中日本エアーライン)のフォッカー50に乗った。
あの懐かしい「赤鼻のポチ」である。

 

残念ながら、ANAグループに吸収されてANAカラーになっていたが、
昔この飛行機によく乗っていた専務が「なつかしい~~ッ」と、えらく喜んでいた。

 

フォッカー50は、プロペラ機。
ジェット機よりもはるかに低い高度を飛ぶ。
成田から中部空港までの航路は富士山が見えるはずだ。
それに加えて高度の低いフォッカー50と来れば、素晴らしい富士山が見えるはず。

 

そして以下のような絶景を目の前にしたのだ。

 

箱根方面から富士山を望む。
右下に芦ノ湖が見える。

 

 

飛行機は進み、伊豆半島を下に駿河湾にかかった頃の富士山。

 

 

駿河湾上から見た富士山。夕焼けの中に浮かぶ姿が美しい。

 

 

アップにすると、右下の懐に河口湖がある。

 

 

飛行機は進み、清水沖からの富士山。少し角度が変わったのが分かりますか。

 

 

焼津沖にまで来ても、後ろに富士山が名残惜しそうに見える。

 

 

素晴らしい富士山を間近にたっぷりと見て、
やっぱり日本はいいな。
日本で頑張ろうかな、海外はもう会社の幹部たちに任せた方がいいな。
思わずそう呟いてしまったのだった。

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    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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