2006年01月21日(土曜日)
1330.無理をすべからず
明日からロスアンジェルスに出張する。
22日から27日まで。
往復に2日間かかるので、正味5日の向こうでの活動だ。
明日、家を8時に出て、名古屋駅に9時、
新幹線と成田エキスプレスに乗って、成田国際空港に到着するのは12時ぐらい。
飛行機は2時半過ぎであるが、
東京に降っている雪を考えて、かなり余裕を持って成田空港に行くのだ。
22日午後2時半に成田を飛び立って、
約10時間後、日本時間では23日の午前0時半、
途中で日付変更線を越すので、
ロスアンジェルスに到着するのは日付が戻って22日の朝9時くらいになる。
それから、国内線に乗り換え、約2時間半かけての飛行でデンバーに向かう。
デンバーを経由してまた2時間の飛行、
ロスアンジェルスとディモインとの時差が2時間、
目的地の「ディモイン」に到着するのは、成田を立って18時間後、
ディモイン時間で午後6時半となる。
家からの移動を入れると約23時間半で、ほぼ1日、24時間の移動だ。
この行程を過去2回やったことがあるが、
それは厳しい移動である。
ディモインで仕事をしてからサンディエゴ、
そしてロスアンジェルスと仕事のスケジュールもギッシリ入っていて、
それでいて1泊はラスベガスでというサービス付き。
それはそれは厳しいスケジュールなのである。
かなりの覚悟を持って出かける事になる。
なのに、
昨日の夜、あごの左側にちょっとだけ痛みを感じた。
海外の出張では体力だけが頼りであって、体のちょっとした異常でも敏感になる。
朝早く起きたら、その痛みがはっきりしていて、
それは、そのままロスに向かうわけには行かない。病院に行こうと決める。
痛みの原因は歯茎が腫れてきているのか、
これが腫れてくると熱が出て、とても仕事にならないし、
とてもつらい出張となる。
本当は、今日、
四国・松山ら日帰りの出張が予定されていて、
朝9時の飛行機に乗る予定であった。
大切な仕事があったのだが、朝6時半、この出張のキャンセルを早々に決意する。
すぐに酒部くんに電話をして、今日の出張を中止することを連絡した。
時間が経てば経つほど「迷い」が出てくるので、
まず、行かないことを宣言して、
とにかく病院に行こうと決めたのだ。
あごの裏側と、付け根が痛い。
とにかく、朝一番でいつもの堀田歯科さんに行く。
院長先生が、いつものように大きな声で、
「谷さんどうしたの~?」と、声を掛けてくれる。この瞬間にホッとする。
私の堀田先生への信頼は絶対なのだ。
きちんと丁寧に診察してくれたが、
歯は異常なかった。
痛いのはリンパ腺の痛みらしい。
とすると風邪か?
そこですぐに内科の病院に行く事にする。
内科では簡単に見てもらって、風邪の薬を1セットもらった。
私は風邪をほとんどひいたことが無かったのだが、
いずれにしても扁桃腺が腫れているらしい。
風邪と言ってもインフルエンザなどではなく、
疲れの蓄積から体のバランスが崩れたらしい。
こんな時は、寝ることが一番の治療という。
長期の海外出張があると、
その前に、仕事をギッシリ詰め込んで、
休み無しで3週間ぐらいのスケジュールをこなす。
普段なら1泊の日程を、日帰りでこなし、それを何日も続ける。
今回も今週は、東京、札幌、東京、仙台、東京とほとんど毎日日帰りでこなし、
日帰り出張から帰ってきてから事務所での仕事をこなし、
家に帰ってからメールの返信などの仕事をこなした。
このコラムはそのあと、日付が変わってからになる。
睡眠時間も必然的に少なくなるのだが、
かつては翌日に疲れを引きずることなく、体力でこなしてきた。
しかし、五十台を越した頃から、
睡眠不足が貯まるようになって、どこかでどっと来てしまうのだ。
その時にどこかが痛くなったりする。
そういう意味では、今日の朝はたっぷり寝た。
朝6時半に、早過ぎるとは思ったが、早々に今日の出張の中止を宣言したので、
朝ゆっくり眠ることが出来たのかもしれない。
ちょっと前までなら、今日の出張を朝中止することなどなかった。
今回のようなケースでも、強引にやり通したに違いない。
しかし、もう、無理はいけないのだ。
無理は、理が無いと書く。
今の自分に合ったペースを、自分のコントロールで持たなくてはいけない。
今日の朝9時過ぎまでゆっくりと寝た。
1時間の昼寝までした。
あとは、今夜、早く寝るだけが課題だが、
朝ゆっくり寝た日に、夜まともに寝られたことが無い。
それが、唯一の不安である。
さぁ、いずれにしても、明日、ロス アンジェルスに行く。
もうリンパ腺の痛みもすっかり治まっている。
頑張って、今から寝よう。頑張って寝よう。
いや、頑張ったらかえって寝れないか? 酒でも飲むか?
でも、風邪薬を飲んでしまったし、酒は飲めないか。
さぁ、どうしたものか。
ロスが待っているというのに、