谷 好通コラム

2005年11月24日(木曜日)

1290.ここからが勝負だ

夜も更けて、みんなが寝てしまっている。
ここからが勝負なのだ。

 

仕事が終わると、早くビールを飲んで気持ちを開放したい。
あるいは、仲間とおいしい物を食べて、たくさん飲んで、バカ話をして、
酔っ払って寝てしまいたい。

 

あるいは、ひとッ風呂浴びて、ごろんとしてテレビを観て、
ボォーとして、そのままウトウト寝てしまいたい。

 

いやいや、これからが勝負なのです。

 

みんなが寝静まってから書くこの時間が、私にとって充実する時間なのです。
少々なら酔っ払っていても、たいてい大丈夫。
ここから俄然目が冴えて書き始めるのです。

 

正直、何もせずに寝てしまいたいという誘惑はある。
その方がうんと楽だし、むしろ自然だし、
ここから頑張ってしまうのは、体に悪いような気もするのだが、
体力は、ほぼイコール気力であるし、
いくらたくさん寝ても、多分寝足りることはないのだから、
いっそ、集中して書いたほうがイイに決まっている。
だから、目をシャキっとさせて、俄然書き始めるのだ。
書くと決めたのだから、書く。

 

自分で決めたことを、やらない人は、
何故やらないのかを聞いてみると、たいていの場合、
何か外的要因を挙げる。
自分が、単にサボっていることを認める人は稀だ。
ただ、
認めることが認めないよりマシだと思って、認めるだけは認める人もいるが。

 

自分でやると決めた事に、
外的要因は関係ない。

 

いかなる外的要因があっても、それは障害であるだけであって、
それを克服するかどうか、自分で考えれば良いことであって、
障害があるから“やらない”とするならば、何事も障害がないことの方が少ないので、
その人はやらないことの方がうんと多くなるのだ。

 

やるか、やらないかは、
自分で決めることであって、人が決めることでも、外的要因でもない。
やるならば万難を排してやるだろうし、
やらないならば、何の関係もない外的要因でもそのせいにすることは簡単で、
結局やらない事になる。

 

やらないこと、しないことは、
一番安楽であり、ひょっとしたら極楽なのかもしれない。
しかし私たちは生きているのだから、極楽はまだ早いし、
やらないこと、しないことで、多くの物を失うことを思うと、
やることへの衝動がより強くなり、結局やる事になって、その方が楽でもある。

 

実際は、やり続けたほうが楽ちんなのだ。

 

やるなら、今しかない。
今はやらずに、あとでやろうと思うのは、やらないのとまったく同じで、
あとでもやらないし、明日もやらない。
なぜなら、明日になったらその時点が今になっていて、
その時点での“今”にはやらないのだから、ずっと、明日も、そのまた明日も、
そのままやらずに済んでしまう。

 

やるなら今すぐしかないのだ。

 

今、やるか、やらないかを決めるのは自分しかない。
そこには外的要因も何もない。
ただ、今、やるだけなのだ。
そう決めて、やるだけなのだ。

 

思いっきり眠たい今、ここからが勝負なのだ。

 

 

ナンチャッテ、
このところ、しょっちゅうこれを書くのをサボっている私の言うこと、
偉そうに言う資格なんてないし、
あてにはならないが。

 

やるんだ!と、自分に言い聞かせる意志の弱い私でした。

 

大貫さんが鳥羽の水族館で撮ってくれたマナティ。
私のこんな風にプ~カプ~カと、一日中アマモを食べていたいな、と思うこともあるのです。

 

 

でも、やっぱり、ビールもうまいので、ビールを毎日飲みたいので、
マナティになるのはやめときます。

 

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
    読めば読むほど元気になること間違いなし。・・・の、はず。

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