谷 好通コラム

2005年09月24日(土曜日)

1250.本物か?ニセ物?

本物か?ニセ物か?とは、
ブランド物のカバンとか宝石などでよく言われる。

 

私はブランド物のカバンも、宝石も完璧に興味が無いのでどちらでもいいが、
自分が本物の高い物を身に着けることで嬉しいと思う気持ちも、
安いニセ物を身に着けて、それがバレなきゃ“得した”と思う気持ちも、
どちらも理解できないし、
どちらも要らない。

 

 

カバンは軽くて、(布製が最高。)
出来れば飛行機の機内に持ち込める大きさで、
なお、たくさんの物が入り、用途別に区別しやすいカバンがいい。
出来れば、コロが付いていて、ゴロゴロと引っ張ることが出来れば文句ない。
しかし、100%間に合うカバンはなかなか無いので、
大きいのや、特別大きいのや、小さいの、薄いのや、中ぐらいのと、
5つも持っている。

 

長い出張の時など、
どのカバンをメインにして、どのカバンをサブで持っていくか、
5つのカバンを並べて真剣に悩む。
そういう意味で私はちょっとしたカバン持ちである。(意味が違うか?)
もちろんニセ物など一つも無い。
だいいち、私の持っているカバンのニセ物を造るような馬鹿はいないだろう。

 

高いことを示す模様がついているだけのビニールカバンは、
洗面道具入れにもなりゃしないので、
本物であっても、ニセ物であっても、どちらもまったくイラナイ。

 

 

宝石は、買ったことも、見に行ったことも、話題にしたこともなく、
きれいだと思ったことも一度もなく、
人が宝石を着けていたとしても、
まったく気が着かないほど興味がないので、
何とも書きようがない。

 

 

私は時計が好きで何本か持っているが、
誰でもが知っているであろうブランド物は一本もない。
私が時計を選ぶ基準は、機械として面白い時計であることで、
ムーブメントは機械式でもクォーツでも構わない。
基本的に針がたくさん付いていれば、まずそれで第一条件はパス。
時計は純粋に機械として好きだ。

 

今欲しいのは、
スイスの陸軍がオフィシャルとして使っているヴェンガーというメーカーの時計で、
蓋が付いていて、その蓋が磁石のコンパスになっている奴が欲しい。
時計にとって磁石は天敵である。
それが付いていて時計として本当に役に立つのかどうか、すごく興味がある。
高い時計ではないが、
買っても、磁石をいつも持ち歩いているラスプーチン酒部に取られてしまうことは、
目に見えているので、なかなか買う勇気が無いのだ。

 

形だけのニセ物は、機械としはくだらない物であり、ただのクズである。

 

 

中国を含めた東南アジアでは、
オートバイのニセ物が横行していると聞いた。
人気のHONDA製の“スーパーカブ”は、ニセ物の格好の標的で、
何十もの家内工業のようなメーカーがニセ物を作って安く売っている。
その中で、非常に品質のいいニセ物があって、
その工場の製造能力を買ったHONDAは、ニセ物を造るのをやめさせて、
本物の“スーパーカブ”の部品を作る協力工場に起用したという。
HONDAは懐の深い会社なんだなぁ、と感心したことがあった。
ニセ物も、真剣に真面目に造れば、いいことがあるものなのか。

 

 

これは、世の女性から総すかんを食うかもしれないが、
どうせ、モテタことのない私だ。
恐ろしいが、酔いに任せて書いてしまう。
(今ビールを飲みながら書いている。)

 

女性のお化粧とは、
本物の自分の上にニセ物を造る作業なのではないか?
それぞれの個性ある素敵なお顔の上に、
糸のように細い眉と、不自然に太く長いまつ毛、あり得ない肌の白さと、
光がどちらから当たっても、顔の上で動かない影。
だれもかれもがみんな同じような顔になって、
絶対にあれはニセ物だと思うんですよ。インチキですよ。

 

お化粧をしている女性が嫌いだといっている訳ではない。
素顔でも絶対に素敵に違いないと思うだけなのです。
素顔の女性は何分見つめても、表情が豊かで、飽きないですよ。

 

 

ある超有名ブランドの高級車。
元そのメーカーのディラーに勤めていたセールスが、
違うメーカーのディーラーに入社して、元のメーカーの車の悪口を言っていた。

 

売れているその車の内80%以上が「320」なのに、
道路を走っているのは、ほとんど「500」と「600」ばかり。
みんな「500」「600」のエンブレムを別に買って、
自分の「320」の車に張って、「500」「600」のように化けて走っている。
ほとんどがニセ物だというのだ。

 

元の職場の知られたくないことを暴露して、
今の自分の職場の車を売ろうとする情けない奴の言うことだから、
まったく信用できないが、
威張り車の代表のようなその車。
ニセ物車にして乗っている人は、カラ威張りの代表であるのかもしれない。

 

 

 

今日、9月23日(日付は変わってしまっているがワタシ的には今日なのです。)
愛知県東海市に新しい快洗隊、東海店がオープンした。
400坪をゆうに越す大きな敷地に、
ゆったりと、ドライブスルーの手洗い洗車と、極上手洗い洗車の2本のレーンを持つ。
しかも、BSのタイヤショップ「タイヤマン」まで併設している。
東海市に大きな整備工場を持つ「名豊自動車」さんが快洗隊FCとして作った店だ。

 

朝8時のオープンと同時に、
途切れることなく洗車・KeePreのお客様が訪れ、
大きすぎるかと思うほどの店舗に、常に何台かの車が入っていて、
東海店のスタッフと、快洗隊FC本部の3名が、
一生懸命に車を洗い、磨いている。
ほとんどの人が昼ごはんの食べられなかったそうだ。

 

 

この店のマネージャー。(聞いたのに名前が思い出せない。ごめんなさい。)
大変真面目な人で、自然な動きを撮ろうとしても、
カメラに気が付くとどうしても、気をつけ!をしてしまう。ホントに真面目な人だ。
もう一人のスタッフの方の写真がウマく撮れていなかった。重ねてスイマセン。

 

 

応援のFC本部スタッフ。
酒部部長、半田君、大野君

 

この日、44台の来店、約22万円の売上でした。
この店、正真証明の本物です。
すごい店になりそうですよ。

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    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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