2005年09月07日(水曜日)
1244.面白くない話って
しかし、昨日の話は面白くなかった。
読んでいても数字が並んでいるばかりで、それがどういう意味なのか、
具体的な説明が何も書いてない。
読み返しても、ちっとも面白くなかった。
未来に向けての企業戦略としては、
日本の中に閉じこもっていずに、世界に飛び出したいということ。
快洗隊を狭い地域の存在から、
せめてローカルテレビ局の範囲にまで拡げたい。
また、その事によって、ローカル局範囲においてテレビコマーシャルもやってみたい。
・・・・・・
と、これぐらいまでしか書くことが出来ない。
実際には、中長期に渡る企画・施策はこの何倍かが動いている。
しかし、広く開かれたインターネッ上の公開度を考えると、
何でもかんでも書くことは出来ない。
書いてしまったことで、
過去の事については、
もう終わったことなのである程度書くことが出来るが、
未来に向けて、何を、どうやっているのか具体的なことは、
社内秘であることがほとんどなのだ。
書き始めて、
「これはまだ書けんなぁ~。
こいつも、やっぱり、やめといた方がいいなぁ~」
などと、ブツブツ言いながら。
何か尻切れトンボのように、あやふやな抽象的なエンディングになった。
最初は具体的な数字を羅列しているのに、
結論はまったく抽象的な話なんて、自分でも“面白くないな”と思った。
よっぽど消してしまおうかと思ったが、
まっいいか。
未来を実現するための、計画は具体的であればあるほどいい。
どこへ行くのか、ビジョンがはっきりしていればいるほど目標は達成されるもの。
目標があやふやでは、達成されることはまずない。
目標ははっきり明確であること。
加えて目標に対する達成意識と、目標に対する動機が強ければ、
その時点で目標は達成されたようなものだ。
「思いが強ければ、事は必ず達せられる。」と言うが、
その強さは、半端な強さでは無理なのだ。
何があっても必ずそこへ行く、という強烈な目的意識が必要なのだ。
また、そこまで行くプロセスを、
出来るだけ細かいスパンで具体的に組み立てる。
・・・・
なんて、こんな話はやっぱり面白くない。
「目標」とか、「目的意識」とか、「ビジョン」とか、抽象的な言葉ばかり並んでいて、
何も具体的ではないので、
これらの言葉の羅列から思い浮かぶイメージはボヤっとしている。
目標は、
「富士山を登りきるぞっ」とか、
「ニュルブルくリンクへ行く!」とか、
「ぜったいに1,000万円を突破する。」とか
「10kgのダイエットをするぞ~」とか、
「手洗いT.T.で15分を切るぞ」とか、
「彼女と結婚する。」
「アイ・タックを追い越す!」(グリットが言った!)とか、
はっきりしていると、
具体的に何をすればいいのか明確になってくる。
その目標が何の為であるのか、
何の目的で、その目標を持つのか、
その目的は、それぞれが自分自身のものとして持てばいい。
それぞれの人生において、それぞれに目的を持っていることはむしろ自然だ。
また概念的な話になってしまった。
話は具体的でリアルな話が面白い。
生々しい話が面白い。
今日、アイ・タックのラスプーチン酒部が昼飯を食べながら、
面白い話をしてくれた。
快洗隊刈谷店前の道を南に300mぐらい下った右側に
ある中華料理屋さんがある。すぐ近くだ。
ここの料理は“まずい”ので、社内では有名だ。
店の外観は、
店舗付き住宅にベニヤ板を貼り付け、
手書きの看板が張り巡らされている。見るからに怪しげな店である。
酒部君が言うには、
「イヤ、とにかく“まずい”んですよ。
快洗隊のスタッフたちと晩飯を食べに行った時、
私は“レバニラ炒め”を注文したんですが、
出てきたレバニラ炒めから出ている汁が“血”の色をしているんです。
と言うより、まるっきりの血なんですよ。
レバーに火が通っていなくて生だったんです。
これはさすがに食べられなかったです。
一緒に行った3人は、さすがにこの店の恐ろしさを知っていたのか、
3人とも無難に“ラーメン”を注文したんですが、
その3人に言ってやった。
『お前ら~、
ここのラーメンの恐ろしさを知らんな。
いいか、3人のラーメン、絶対に麺の硬さがバラバラだぞ。
お前のは、のびきったブヨブヨの麺のラーメン。
お前は、茹でが足りないカチンカチンの麺のラーメン。
お前は、のびたのと、硬いのが半々のラーメン。
絶対そうだぞ。』
そうしたら、
本当にその通りのラーメンが出てきたんですよ。
のびたのと、かったいのと、それが半分半分入ってたのと、
しかも、麺の量も、スープの量もバラバラで、
とても同じ注文で出てきたラーメンとは思えんかったんですよ。
スープもなんか生臭い。いや、まずいのなんのって、
みんなで大笑いしました。
あの中華屋は、
一人で行くと暗くなるけど、
みんなで行くと笑える店なんです。
それが、
こんな店なのに、
熊本のアイビー石油の馬場さんのお気に入りで、
あの店の徹底的なまずさが面白かったのか、
電話をするたびに、
『酒部さん、どう?相変わらず、あの店、まずい?』って
うれしそうに聞くんですよ。
あの店もヘンだけど。馬場さんも結構ヘンですよね。
それにもっとヘンなのが、店のオバサンで、
背がものすごく高くって、頭がまっ黄~黄、
それが、料理を持ってくるんですが、その度に、
『おいし~いよ~~』って、言うんですよ。ニマ~っと笑いながら。
あのオバハンに、『おいし~いよ~~』って言われると、
ひょっとしたら、今日は美味しいかもしれないって一瞬、錯覚するんですが、
食べたらやっぱりまずいんですよ、やっぱり。
あの中華屋は、
一人で行くとツライだけだけど、
みんなで行くと笑えるんです。キャハハハハッ」
どうです。リアルで生々しいでしょ。
不気味でしょう。
面白いでしょう。
私はどうしてもその店に行って見たくなってしまったのです。
目標は、リアルであればあるほど、
生々しいほど、
自分もやってみたくなるのです。
・・・
昨日の話しは面白くなかったけど、
今日の話は、かなり無理があったような気がする。
・・・
・・
反省している。
何の意味もないが、我が息子を思い出す。