谷 好通コラム

2019年01月25日(金曜日)

1.24.新聞を読むにつけて

韓国軍駆逐艦による、
日本海自哨戒機に対する火器管制レーダー照射事件は、
韓国側の居直りとも言える「日本側の威嚇低空飛行論」によって揉めている。

 

日本と韓国は他にも慰安婦問題、徴用工問題など難問が山積しているが、
大体概して言えることは韓国側の主張は、
日本が一方的加害者であり、韓国は被害者であり続けていることだろうか。
「我々は日本から被害を受けているので日本は「謝罪」して「補償」をよこせ。」
と、終始一貫して同じ方向の主張が単調に繰り返されている。
今回の火器管制レーダー照射事件でも、
韓国駆逐艦が、武器を突き付けて撃鉄を起こしたところまでやっているのに、
そんなことはやっていない。と、しらを切るだけでなく、
逆に、「日本哨戒機が低空飛行で威嚇した。」
と、自分達の方が被害者であると、話をすり替えています。

 

この国は日本に対して、
常に何があっても『被害者』であり続けているような気がします。
本来的に韓国は日本という国の被害者である。という立場を崩さない。
過去にそう言う立場であったことはあるが、
もう三世代も前の事だから、
ひ孫が自分の曾祖父がした借金を返せと言われているようなものだろうか。
すでに過去については何回となく謝罪を重ねさせて、
最終解決の約束をしておきながら、
またぞろ、自分達はひどい目にあわされた被害者だと、自らを可哀そうがる。
被害者としての存在でしか自らに意味を持たせられないかのように。

 

被害者であることに自らの正当性があると思い込んでいる人がいる。
だからそういう人は
常に自分が被害者であるとの立場からしかものを考えられない。
常になんらかから害を被って、
自分は可哀そうであり続けないと、
自分の存在を見失ってしまうかのように、自ら不幸であり続ける。
たとえば、
他人から見るとどんなに恵まれた環境であり、
客観的に万人に一人の幸運をつかんでいようと、
自らは被害者としてしか自らを把握できないので、
幸運の極みにありながらも
信じられないことに被害者として不幸であり続ける。
だから、
愛するということは「相手の幸せを願う気持ち」だから
相手が被害者の殻から出てこないで不幸であり続けるならば
どんなに愛しても、その相手には通じず、
それは、お互いの不幸にしかならないのかもしれない。

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    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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