谷 好通コラム

2005年07月29日(金曜日)

1224.N.Y.で見た洗車

ニューヨークでの洗車がどのように行なわれているか。

 

ニューヨークを腹いっぱい見物したあと、
この日チャーターした車のドライバーさんにお願いして、
いつも行っている洗車屋さんに連れて行ってもらった。

 

洗車屋さんが有ったのは下町の方で、
回りは工場やら、整備屋さんやらが多い所であった。

 

早速、洗車ぶりを見物。

 

アメリカのどこの洗車屋さんでもそうであるように、まず室内のバキューム。

 

 

室内が終わったら、連続洗車機の“前”に車を持って行って、
車全体に泡をブシャーっとかける。

 

 

泡がかかった車を、デッキブラシのような柄がついたモップでこする。

 

 

タイヤとホイールは、スポンジのようなブラシがついたデッキブラシでこする。
一応、車のボディーとタイヤ・ホィールではブラシを使い分けているのだ。エライ

 

 

連続洗車機の前で、スタッフの手で洗い終わった車を
連続洗車機の中に車を入れて、
バシャバシャとモップのお化けのようなものでかき回す。

 

 

回転するブラシでこすってみたり、水をぶっ掛けてみたり、
ワックスが混じっているような水を掛けてみたり、
どんな意味があるのか理解できないような事を連続洗車機がやっていく。

 

すでに、
車は、連続洗車機の前で、
スタッフの手とモップですでに洗われているので、
あとはショーとして、連続洗車が訳の分らないことをやって、
結局、泡をすすいで、

 

 

馬鹿でかいカタツムリのようなトルネード型ドライヤーが、
5つも着いて、竜巻のような風を吹きかけても、結局、人間が拭き上げる事になる。

 

 

そして、一番時間がかかるのが、仕上げである。
洗車と拭き上げまでは流れ作業であったが、
むしろ、それ以上の時間を使って仕上げ作業がされていた。

 

 

これで、一台15ドル、日本円で約1,650円。
さすが世界のニューヨークでの洗車、ロスよりも20%ぐらい高い設定であった。
安いか?高いか?

 

いずれにしても、
車を洗うのは人間であって、
機械がショーを見せて、
人間が仕上げで、その車の洗車の仕上がりを決定付けている。

 

洗うのも、仕上げるのも人間であるのに、
主役は機械であるかのような演出が、なされている。
これはどういう意味なのだろうか、
何かが勘違いされているような気がしてならない。

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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