2005年07月05日(火曜日)
1206.Around the world
7月の下旬に世界一周旅行を計画している。
と言っても、最初から世界一周を計画した訳ではない。
アメリカに行く仕事と、ヨーロッパに行く仕事があって、
どうしようかと考えていた時に、一緒に行ってしまった方がかなり安く済むことを知り
結果として世界一周になってしまったのだ。
日本からアメリカで地球の約三分の一周(メチャクチャ大雑把)
アメリカからヨーロッパで約三分の一周、
そしてヨーロッパから日本が約三分の一周。
これで、Around the world、世界一周となる。
今の予定としては、
名古屋⇒成田⇒ロスアンジェルス⇒ニューヨーク⇒アムステルダム⇒ミュンヘン
⇒アムステルダム⇒成田⇒名古屋
という計画。
ニューヨークとアムステルダムで、ちょっとだけ休暇がある(かもしれない)だけの、
延べ10日間の地獄の強行軍である。
このような超長距離の飛行をするたびに不思議なのは、
その飛行時間と時差との関係だ。
例えば、今回の日程で、
7月20日15時50分に成田を出発し、
10時間、東に飛んで、
つまり、10時間後
7月20日09時50分にロス アンジェルスに到着する。
実際には、
成田を20日の午後3時50分に飛び立って、
東に飛んでいくので、太陽を迎える方向に飛ぶ事になり、
1時間半ほど経ったら外は夜になってしまう。
そして、たった6時間半ほどの短い夜を経て、
到着2時間ぐらいに夜が明けて、
朝9時50分にロス アンジェルスに着陸する。
一夜を経たはずなのに、まだ7月20日のままだ。
日付変更線を超えたからだというが、私には不思議で仕方がない。
もう少し整理をしてみよう。
日本時間7/20の15;50に飛び立って、
10時間飛んだ。
ロスに到着した時の日本時間は7/20の25:50、つまり7/21の朝1:50
東に飛ぶということは、時間が早く進むということなので
ロスが朝の9:50であるということは、
8時間の時差が進んだという事になる。
ここまでは理解できるのだが、
しかし、日付変更線を超えたので7/20日のままということが、これが難しい。
私に知識はないが、
日付変更線は、多分、イギリスのグリニッジ天文台を基準にして
地球の反対側にあるものなのだろう。
この線を西から東に越えると日付が1日戻って、
東から西に超えると1日進むということなのだが、このことがなかなか理解できない。
世界一周を連続で飛んだ場合を考えてみると、
もっと変な話になる。
時差8時間のロスに、10時間飛べはいけるのだから、
飛行機で、無着陸で地球一周(時差24時間)するには、
24/8×10となり、
240/8だから、約30時間となる。(“無着陸”は非現実なので仮の話である。)
日本を7/20の13:50に出発して、34時間後に地球を一周して戻ってきた。
その時の時刻は7/20の43:50、
つまり7/21日の19:50だ。
これを、時差と日付変更線の関係で言うと、
日本を7/20の13:50に出発して、
東に飛び、つまり時間が早く進む方向に飛ぶ。
30時間の飛行時間を掛けて、
24時間分時間が早く進んだ所(つまり同じところ)に着陸した。
7/20の13:50+30:00+24:00=67:50となり、
7/22の19:50となる。
これは変だ。
しかし日付変更線を西から東に超えているので、1日戻っているので、
7/21の19:50となり、
現実と合って来る。
やはり、日付変更線を西から東に超えると一日越えるとつじつまが合うのだ。
何か解ったような、解らなかったような、頭が痛くなる話である。
では、反対に西の方向へ飛んで、地球を一周した場合は、
と行きたいところではあるが、
ますます頭が痛くなりそうなので、今日はやめとこう。
・・・・・
と言いながら、こういう話は好きなので、やっぱりやる。
日本から7/20の13:50に、西に向かって世界を一周する。
西に向かうということは、
太陽から逃げる事になるので、時間が遅くなる方向へ飛ぶ事になる。
30時間掛けて飛び
24時間のマイナスの時差の所に着いた。
13:50+30:00-24:00=19:50
7/20の19:50となるが、
日付変更線を東から西へ超えているので1日プラスされて、
7/21の19:50となる。
東回りで世界一周をした場合と同じ結果となる。
当たり前のことだが、
ますます日付変更線の意味がややこしく、解らなくなってきてしまった。
もっと頭が痛くなってくるので、
今度こそ本当にやめよう。
また、あの街に行ける。
また、あの人に会える。
また、たくさんの新しい人に会える。