前話まで、アメリカに今流行中の「超スピード90%洗車」のことを書いた。

 

で、

 

今度は伝統的なアメリカ式巨大連洗の事を書くはずであった。

 

が、

 

写真のデータが入っているメディアをカメラごと会社に忘れてきてしまった。
書きたくなくて、わざと忘れてきてしまったわけではない。
本当にうっかり忘れてきてしまったのだ。

 

なんて書くと、

 

察しの良い方は、「おっ、谷は時差ぼけになっているんだ。」
と思われるかもしれないが、
とごろがどっこい、
今回は奇跡的にも時差ぼけが全くない。ゼロと言っていい。

 

というわけで、
今回は写真がないので、洗車の話は一服して、
ちょっとだけ時差ぼけの話。

 

 

前回ドイツに行った時は、
帰ってきてから一週間ぐらいの間、時差ぼけで、
大変つらかった覚えがあったので、今回もある程度覚悟はしていたが、
今回は完璧なまでに時差ぼけがない。

 

これは、たまたまではない。
よくよく考えての作戦があった。

 

「寝ないぞ作戦」

 

成田からアメリカへは東向きに飛び、太陽を追っかける方向。
時間がどんどん早くなって、一日が短くなる。
夜飛び立っても、ものの4・5時間で夜が明けてしまう。
その短い夜の間に、少しでも睡眠をとって、
飛行機上で短い夜が明けたら、
もう寝ない。
飛行機の中で寝むれなくても、太陽が出たら、もう寝ない。
寝不足であっても、もう寝ない。
そして
目的地に着いたら、現地の夜になるまで寝ない。
夜になったら、日本時間ではまだ夜になっていなくても、
寝不足の状態なので、まず間違いなく寝ることができる。
これで、現地での時差ぼけは無くなり、元気で、現地で活躍できる。

 

現地では早く目が覚めるが、
それでも、起きてしまって、ずっとコラムを書いていた。
平均睡眠時間4・5時間が続いた。
それでも寝ない。
前夜、夜遅くまでみんなで飲んでいたとしても、
早く目が覚めたら、もう寝ない。
起きて、活動を始めるのだ。
常に睡眠不足のほうが、夜、寝るべき時にぐっすりと深く寝れるからだ。

 

つぎに帰り、
アメリカから日本へは、西向きに飛ぶ。
だから太陽から逃げる形で、時間が増えていき、一日が長くなる。
だから、
今回のように、
昼間に飛び上がり、
“12時間”(西向きは偏西風に逆行するので時間がうんとかかる。)も飛んでも、
まだ外は昼間のままである。
ちなみに、
今回は午前11時半にアメリカを飛び立って、
12時間飛んで、
午後3時半に日本に着いた。
(日付変更線を越しているので日付は変わっているが、)

 

一日がものすごく長くなる訳なので、
強烈に眠くなるが、眠くなった分だけ少し寝るだけで、
決して長く寝ようとはしない。
むしろ、一生懸命起きているように頑張る。

 

そうすると、家に帰った時には、
もうベットに倒れこむぐらいの眠さになっている。
こうなったら、もう好きなだけ寝ていい。
元々の体内時計が寝る時間になっているのだから、この時はいくらでも長く寝れる。
7時間でも、8時間でも、9時間でも、好きなだけ寝ればいい。
朝、心地よい目覚めだ。

 

これで、時差ぼけは全く無い。
少なくとも私の場合は、前回ドイツに行った時、
寝よう寝ようとして努力しても重症の時差ぼけに掛かったが、
今回の「寝ない作戦」で、全く不思議なくらい時差ぼけから開放されている。

 

ポイントは、いくら寝ない作戦と言っても、
東向きに飛ぶ短い夜に、少しでも寝ることにある。
ちなみに飛行機で寝るのが苦手な私は、前日の夜、3時間しか寝なかった。
だから寝れた。
寝ない作戦は、前日から始めるのだ。

 

 

私は、成功したが、
よく考えてみると、
行く前日から帰って来た日の寝る前までの7回の夜に、
合計24時間しか寝ていない。
この方法、私が普段から寝ないことに慣れている者だから、成功したのかもしれない。(^・^)

 

真似はしない方がいいかもしれない・・・

 

Los Angelesの空は青かった。
大都会とは信じがたいほど青かった。