谷 好通コラム

2005年01月28日(金曜日)

1108.余裕からの大失敗

今日は札幌でのセミナーであった。

 

朝8時過ぎに札幌営業所の坂本君と青木君がホテルまで迎えに来てくれて、
セミナー会場に向かうついでに、
一軒の快洗隊候補の物件を見に行った。
本気で札幌に快洗隊の直営店を作ることになっている。

 

物件の地形はいい、
周囲のマーケットもなかなか良かったし、
既存の建物も改造がしやすそうであった。
ただ、前面の道路の車のスピードがあり過ぎるのは気になる点だ。
いずれにしても、慎重に検討して判断することにした。

 

会場に着いたのは、10時半過ぎ、
セミナー開始までには十分な時間がある。
今回のセミナーの準備と運営には
谷常務、坂本所長、青木君、畠中君、そして快洗隊・鳴海店の近藤君が参加した。

 

準備にはたっぷりと時間があるはずであったが、
結局、ビデオの調子が悪かったり色々なことがあって、
準備が終わったのは、一人目の出席者が来られる直前であり、
やっぱり、いつもながらの土壇場で何とかなる得意のパターンであった。

 

しかし、今回は前回のセミナーでの教訓を生かして、
ホテルの会議場の予約を1時間伸ばしてあった。
名古屋でのセミナーの時は、
スケジュールが4時までであり、
そのあと質疑応答の時間の余裕も見て、
5時までの予約としてあったのだが、思ったより質疑があって、
最終的にすべてが終わったのが4時40分。
5時までの予約しかしていなかったので、撤収はジタバタであった。
ホテルとしても、
次のバンケットが6時からであったらしく、
必死で、私たちの撤収のケツをぼったのだ。

 

まさにジタバタ。
この教訓を生かすべく、この札幌セミナーでは
ホテルの予約を6時までとしたのだった。

 

これなら余裕たっぷりである。

 

しかし、余裕たっぷりはそのまま油断に繋がった。

 

その余裕が、スケジュールの進行をダラケさせてしまったのだ。
私の話も、名古屋の時はシビアに1時間半で切り上げたし、
その後のスケジュールもかなりシビアにこなした。
しかし、
今回は前回よりも1時間の余裕を取ってあったので、
私の話も興が乗って1時間50分ぐらいに伸びてしまったし、
途中の休憩も15分ずつを、全部で2回も取ってしまった。
そして、
最後の畠中君の話までダラッと伸びてしまって、
結局、質疑応答に入るまでに4時半を回ってしまい。
あらかじめ“終了時間午後4時”と案内していたにもかかわらず、
午後5時に近いところまで過ぎてしまった。

 

これはとんでもない間違いであった。

 

広い北海道でのセミナー。
旭川、釧路、函館とか、随分遠い所からも集まっていただいていた。
そんな人は、
終了時間に合わせて列車の予約も取っておられて
無用に終了時間が遅くなることは迷惑千万であったのだ。

 

4時半を回っても続いた畠中君の快洗隊報告の途中で、
退場する人が続出して、
多くの人に大変ご迷惑を掛けたことに加え、
畠中君にとっては、話している時に席を立つ人が何人も出たという
大変ショッキングな経験までさせてしまった。

 

全く大反省である。

 

自分たちの進行の都合で、
大変たくさんの人にご迷惑をおかけしたにとどまらず、
それに動揺して、
セミナーの後の、大切な人たちに対するご挨拶まで怠ってしまったのは、
申し訳ないという言葉では現せないほどの失態である。

 

緊張のうちに第一回目の名古屋セミナーが終わって、
第二回目という気の緩みがあったかもしれない。

 

反省の一言である。

 

セミナーの内容を充実させることは勿論のことであるが、
たくさんの方々が、わざわざ集まってこられることの意味を、
私たちは、今一度再確認すべきである。
反省すべきである。

 

“今度こそは”では、許されないのかもしれないが、
大きな反省をさせられた一日であった。

 

本日は約70名の方にお集まりいただいた。

 

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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