谷 好通コラム

2004年12月25日(土曜日)

1084.みんな全部大好き

夕方近くまで、社内の人事について話し合った。
私たちの会社は六月決算で、人事異動は七月に行うが、
中間期の一月にも小規模な異動を行う。

 

会社をテンポ良く進めていくに当たって、
仕事のそれぞれの分担も、テンポ良く変化させていかないと
適材適所が崩れてくるし、
新しい可能性を開発することに遅れてしまう。

 

仕事によっては、人によって出来ないこともある。
出来ないことをいつまでもやらせておくことは、
会社のためにも、本人のためにも、良いことは何も無い。
その人が一番活躍できるような舞台を、適時用意していくことも会社の仕事である。

 

あるいは、
ある人を、成長させるための絶好の機会とか、ポジションがあれば、
躊躇することなくそのチャンスを与えたい。

 

あるいは、
能力があり、貢献意識の強い人には、仕事をどんどん増やして、
つまり上に上がっていってもらいたい。
逆の場合には、仕事をどんどん減らす。
やるべき事をほったらかしにしているならば、
その仕事はその人に任せておくわけには行かない。

 

色々なことを考えながら、
会社の成長に一番効果的な人事を考える。
そして、その人その人のためになる一番いい人事を求めて考える。
年功序列はほとんど影響しないのが、私たちの会社の人事である。

 

会社というみんなのために最良であること。
その人のために最良であること。

 

しかし、
人は感情の生き物であり、
人事の対象が人であって、しかもそれを決めるのも人である以上、
無用に感情が入ってしまうならば、
それはきっと適切なものではないはずであり、
あるいは、
その人に対しての自分が持っている情報が偏っていたり、
誤解があったりして、間違った人事を行ってしまう恐れが無いわけではない。

 

一生懸命考え、
会社の軸になっている人たちの意見を聞いたり、
アイデアも聞いたりするが、
何か間違っていないか、やっぱり心配になって、
そんな時は、みんなに会いに行くのが一番。
ちょっとだけでも顔を見たうえで、考えを深くしたい。

 

午後五時過ぎに一応の検討が終わって、
今一度、全体の組織図を眺めたら、
アルバイト、パートさんたちも含めて、全部で100名近くの構成員になっていた。
ここ数年で急激に増えた。

 

今日は、会社の近くある四つの快洗隊に行った。
快洗隊では、すでに年末のラッシュの走りが始まっており、
みんな生き生きと働いていた。
全国の営業所のスタッフも、そろそろ応援に入ってきている。

 

まず一番近くの刈谷店

 

「23日に子供が生まれました!」と笑顔満面で行ってきたのは、
お客様の好感度ナンバーワンの「土井君」19歳だっけ? うんっ?18歳?

 

 

名前なんていったっけ、ごめん忘れちゃった。
ついこの間の面接で“上がって”しまって、あまりしゃべれなかった彼も、
立派に快洗隊スタッフになりきっていた。

 

 

現在は開発部の増田君。
もう、刈谷店に応援に入っている。
(彼は間違いなく大器である。)

 

 

次に安城店に向かう。
上海の快洗隊スタッフに熱狂的な中根ファンを持つ「中根大」
今は、安城店のマネージャー。

 

 

動きが良くて、なかなか写真に捕まらない「安藤君」

 

 

安城店は、今日現在で300万円オーバーの洗車売り上げで、
刈谷店の520万円に続くが、知立にジワッと追い上げられている。
がんばれ!

 

 

三番目に行ったのが知立店。
七時近くになっていたのに、まだ七台も仕事が有った。
知立店の半田Mgは、
経験によって“大きく化けるタイプ” 、
私的には大物と思っている。
今日は、この知立店が洗車売り上げナンバー1であったようだ、

 

半田Mgの相棒の成住君。
彼も若くして子供を授かった幸せ者。
奥さんの料理がよほどおいしいのか、きつい仕事にもかかわらず、少し太った?

 

 

九州・久留米から、早々に知立店に応援に来てくれた「西田君」
2mに近い長身の彼にかかると、
「オデッセイ」ぐらいなら、天井洗うのに脚立なんていらない。
「アストラ」が、冗談じゃなく、「ワゴンR」並みに見えてくる。
すばらしい笑顔になってきました。先がいよいよ楽しみです。

 

 

最後に鳴海店。
今日は20万円ほどの洗車売り上げで、忙しかったらしいが、
開店してからたった一ヵ月半、地元への認知が進むには時間が無さ過ぎる。
やっと、この日で200万円オーバー。

 

ここで会社の車を洗ってもらった。
認知が進んでいない新しい店では、
夜になると暇になって、私の車でも洗ってもらえるのだ。

 

洗ってくれたのが、「近藤君」
入社当時「96kg」あった体重が、彼のダイエットもあったかもしれないが
今では、なんと、なんと「72kg」になったそうだ。
入社当時とは、まるで別人のような「近藤君」。ものすごいフットワークである。
ちっとも痩せられない私は、彼のことをコソッとマジに尊敬している。

 

 

鳴海店で、びっくりするような人に会った。
ベンチャーキャピタルJAFCOの関尾さん、と、彼女さん。
びっくりしたのが、
彼の仕事中のイメージと、プライベートの時のイメージが、あまりにも違うこと。

 

仕事中は、まじめ一辺倒の格好で、
特にメガネが半端でなく真面目なのだ。
で、しゃべる話も口調も“超”がいくつも着くほど、まじめそのもの。
いまどきの若い人に、こんな人がよくいるものだと思っていた。
それが、今日は、めちゃくちゃ普通の若者に変身している。

 

声を掛けられても判らなかった。
「関尾です。」と、名乗られてやっと気がついたほどだ。

 

 

世の中には、面白い人がいるものである。
そして、彼女さんは、
大好きである。
私はこういう女性が大好きである。
すばらしいご両親に育てられたのだろう。
こんなに素直に気持ちを表に出せる人はいまどき珍しい。
私は大好きである。

 

そして、今日会った人。
たくさんの人。
みんな、全部大好きである。
みんな、本当にすばらしい仲間たちである。

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
    読めば読むほど元気になること間違いなし。・・・の、はず。

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