谷 好通コラム

2004年12月19日(日曜日)

1079.新鮮な気持ちで

12月なってからもあまり寒くならず、
年末のムードがなかなか盛り上がってこなかった今年であった。

 

わが快洗隊でも、
その実績が前年を下回ることこそ無いが、
なかなか年末を感じさせる賑わいは無かった。
それが、大晦日まであと2週間を迎えて、いよいよ盛り上がってきたようだ。

 

刈谷店の洗車売り上げ
18日土曜日、43万円、
19日日曜日、53万円を筆頭に
30万円台、20万円台の売り上げが次々と報告されている。
スタッフ全員、いよいよあの年末が始まると、緊張に身震いがする思いであろう。

 

年々、年末のラッシュが始まるのが早くなっている。
あまり切羽詰った日になってから洗車とかキーパーをしようと思うと、
とんでもなく長い時間を待たなくてはならないことを、お客様の方が覚えていて、
キーパーとか室内清掃など少し時間のかかるものは、早めにやっておこう。
と来店されるのであろう。
そんなお客様の心理とニーズに、
「24日まで、キーパー、室内清掃など四品を20%ディスカウント」というイベントが
うまくハマったのかも知れない。

 

安城店でも、知立店でも、キーパーの受注率が50%もあって、
台あたりの平均単価が7,000円を超えていると言っていた。

 

私はこのディスカウントに反対であった。
この施策を知った時、
何でこんなことをするのかと迫ったが、
「社長がイイと言われたのですよ。それも最初は10%offだったのを、
『それでは効果が無いだろう。20offは必要だ。』と言われたんです。」

 

私はそれをまったく憶えていなかった。
それを相談された時は、そう思って、それが実行段階に移された時には、
それがとんでもないように思えたのだろう。
何がどうだったのか、どうしてそう思い、どうしてそのまた逆のことを思ったのか、
よく考えたいと思っている。

 

オープンしたばかりの鳴海店は、来店客数が思ったよりも伸びず
少し心配していたが突然ラッシュが始まった。
しかし、神戸の店だけがこの施策に反応していないという。
それが何故なのかも合わせて考えて見なければならない。

 

 

いずれにしても、一挙に年末が始まった感がある。
しかし、アイ・タック技研の全国の営業が、
それぞれの快洗隊に応援に入るのは、まだ先だ。

今年は僚友の千葉・オートパラダイスを含めて直営七軒に対して、
二十数名の営業プラスαが応援に入る。
昨年までのような濃密な応援体制は組めなくなっている。
一軒あたりの応援は、せいぜい四・五名に過ぎないだろう。

 

快洗隊も直営店が増えてきて、
一昨年までのように、
一軒だけの直営店である刈谷店に営業全員が集結するなどということはもう無い。
来年は現在の倍以上の店舗数になると予想している。
いよいよ快洗隊独力で年末を乗り切る工夫・施策が求められてきている。

 

はっきりと“相”が変わるときこそ、
新鮮な発想が求められる。

 

 

今日は久しぶりに、愛知県の直営4店を朝から回ってみた。

 

刈谷店、19日朝八時半。
八時開店時にすでに6台のお客様が待っていたそうだ。
このままラッシュが続いて、この53万円。

 

 

安城店、朝九時過ぎ。ここは朝が少し遅いようで、まだお客様は少ない。
それでも、店の中がぎっしりの状態になり、一日続いたと言う。

 

 

新人!

 

 

知立店、朝九時半過ぎ。

 

 

朝、スタッフが出てきたときの“Sチェック”

 

 

鳴海店、朝十時過ぎ。

 

 

“さくら”は、一台も入っていません。

 

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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