2004年12月12日(日曜日)
1074.ソプラノサックス!
もうとっくに上海にやって来ているのだが、
ソウルの話をもう一つだけ。
韓国の「大繁盛洗車屋さん」
日本で言えば、六本木の真ん中に当るほどの超一等地にあるこの店を見て、
色々なことを考えさせられた。
韓国で快洗隊という仕組みがどのような可能性を持っているか、
どうやって行けば成功するのか、
韓国のYoonさんとその右腕・李さんたちと長い時間話し合った。
彼らは、すでに快洗Jr.?を2台、
それにキーパーと洗車に関わるケミカル・道具など、
かなりの量を買い入れてしまっている。
そんなにのんびりはしていられないのだ。
多分、来年の春前には、
韓国・ソウルに初の快洗隊が生まれている。
間違いないだろう。
しかし、開店の場所は、
今回見た洗車屋さんのような超一等地ではなく、
周囲に人口が非常に多い住宅地の中の物件がいくつかあるそうなので
そういうロケーションでの開店になるだろう。
具体的にどう進めていくかを、
私たちが見学をした翌日、谷常務と荻野部長が残って検討を進めていく。
この日、Yoonさん達との話し合いが終わったあと、
柴田さんが熱烈にご希望の「焼肉」を食べに行くことにした。
Yoonさんが案内してくれたのは、
「明月」という焼肉専門店。
ソウルの街並みと何とか言う河を見渡せる高台にあった。
見るからに高級店である。
聞けば、ソウルでもトップクラスのホテル「Sheraton Hotel」の付随の店らしい。
この店は、店の造りといい、展望といい、接客といい超一流である。
その上、この店で食べた“骨付きカルビ”は、
今まで食べた焼肉の中では、間違いなく最高にうまい焼肉であった。
焼肉がこんなにうまいとは知らなかった。
味付け有り、無しともに絶品であった。
キムチは、最初言いようもなく甘く、そして美味く、後からびしっと辛くなるのだ。
韓国焼酎「ジンロ」は、こくのある美味さで驚いた。
ロックで飲むのがぴったりである。
シシトウは、当たりが時たま有り、(舌が痛くなるほど辛い)
まず最初に谷基司に爆弾が落ちて、5分ぐらいひたすら苦しくでいた。
(私と柴田さんにも落ちた。)
最後の冷麺は、心地良い酸っぱさと、
満腹の後でも食べられてしまう不思議な食感が、感動的であった。
お勘定は、・・・
物価が日本と同じである割には、そして超高級である割には、安かった。
超一流の接客の美女
大満足の後、
最後までアルコール無しで我慢してくれたYoonさん・李さんにホテルに送ってもらう。
まったく申し分けない。
泊まったホテルは「ホテルWindsor」という、多分、連れ込みホテル改造の
バリバリのビジネスホテル。(ここまで落としても7000円/一泊。東京並みである。)
と、言いながらも、
「もうちょっと飲もうか」ということになって、
出かけたのが、ホテルの斜め前に店を開いていたテント張りのバー。
怖いもの無しのおじさん5人組は、
見知らぬ国のこんな店でもすぐに馴染んでしまうのだ。
このテント張りの店は、
ジャズバンドか何かのメンバーがスタッフを勤めていたようだ。
他のテーブルに座っていたグループに、誕生日の人でもいたのか、
スタッフの一人が、“ソプラノサックス”で一曲プレゼントしていた。
“ソプラノサックス”だ!
私の信奉するジョン・コルトレーンが得意としていた楽器である。
音楽からしばらくご無沙汰であった私は、
何年かぶりで生のソプラノサックスを聴けて大感激であった。
ソウルは、成熟しきった町である。
快洗隊が有って当然の街であると、今回のソウル行きで強く感じたのだ。
今日これを書いているのは、
上海のいつもの安いホテル「百楽門大酒店」の部屋の中。
昨日、上海に着いて、
きのう今日と楽しいことがいっぱいあった。
ソウルでは、飛び切りの焼肉とソプラノサックスであったが、
上海では、信じられないほどの“上海蟹!”であったのだ。
この続きは明日、上海から名古屋に帰る飛行機の中で書く。
予告として、
とりあえず、久しぶりに行った昨日のBANDOである。
ガスに煙ったBANDOは、派手ではなかったが、やはり感動的であった。