谷 好通コラム

2004年06月20日(日曜日)

981話 出張明けの憂鬱

昨日、上海空港のカウンターの上に眼鏡を置き忘れ、
30秒後に引き返したが、すでに眼鏡は消えていた。
あんな物とったって、何の役にも立たない筈なのに・・・・

 

名古屋空港に帰ってきても、夜、眼鏡無しでは車を運転できないので、
専務に空港まで迎えに来てもらった。
おまけに、彼には
中国から帰ってきたら必ず直行している寿司屋にまで付き合ってもらって、
本当に申し訳ないことをした。
(私は中華が大好きで、中国にいる間は必ず中華を食べるのだが、
日本に帰ってくると、とりあえず、何をおいても寿司が食べたくなる。)

 

実は専務には、本日の三重県での法事に行くのまで送り迎えをしてもらった。
午前8時出発で、終わったのが午後2時
それから会社に行って、トンボにエサをやって、会社にチョコチョコっと仕事をして、
ここまで、彼に運転手さんをやらせてしまった。
日曜日の大半を着き合わせてしまったわけだ。
専務さんに運転手まがいのことをさせてしまい、恐縮である。
(しかし、ラクチンでよかった。(^_^))

 

夕方になって、やっと眼鏡屋に行ったのだが、
実はその時は機嫌が悪かった。

 

今までかけていた眼鏡は、すごく安い普通の眼鏡であったが、
かけていて一番自然で、楽で、かけ具合が自分に顔にぴったりしていて
ものすごく気に入っていたのだ。
物は高い安いではない。
特に眼鏡のような道具は、かけていて具合がいいかどうかが一番。
見えがどうのなんて物ではない。

 

その感じは、ある程度長くはめなければ分からないものなので、
それを予測しながら、色々とめがねを選ぶのが
ものすごく面倒くさそうで、自然、機嫌が悪くなってしまったのだ。

 

案の定、ショーケースの中の高い値段がついているものは、いかにもごつくて
はめた感じが今までのと違う。
棚の上に何気なく何十本も一緒に並んでいる安物が、
はめた感じがぴったり来る様な気がするのだ。

 

店員さんは高い眼鏡を出してきて、その眼鏡の良さを説明してくれる。
しかし、
それが誰のデザインであろうと、
材質の純度が良かろうと、
溶接の精度が高かろうと、
私は眼鏡をかけないと、車の運転などが出来ないから、
仕方なく使うのである。
だから、そんなことよりも、かけていて苦痛でない眼鏡が欲しいのである。

 

そんなことをブツブツ言いながら、
結局、一番良さそうであった、一番安いメガネを買った。
果たしてその眼鏡が使い込んでいく内に、自分にぴったりの眼鏡であったかどうか?
まだ分からない。
ダメだったら、まだ不機嫌に新しい眼鏡を探さなくてはならない。
それは考えただけでも気が重いのだ。

 

明日からの仕事の過密さを考えると、もっと気が重くなる。
出張が多くなると本社事務所での仕事がドンドン過密になっていく。
特に海外出張は、パソコンでの通信がホテルの中からと限られてしまうので、
出張中にでも、出来るはずの仕事がほとんどはかどらない。
だから
明日一日だけでやら無ければならない事が、3日分ぐらいあるのだ。
気合を入れてやらないと、みんなに迷惑をかける事になる。
そう思うと、色々明日の事を考えて、
かえって寝られなくなってしまう。
寝られないと睡眠不足になって、明日、頭がボケて、余計に仕事が遅くなって、
やるべき事が出来なくなってしまうのだ。
早く寝なくては・・

 

こんな夜が一番ツライ。

 

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
    読めば読むほど元気になること間違いなし。・・・の、はず。

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