2004年05月12日(水曜日)
956話 挫折だってあるさ
只今、12日午後4時半
今日は研修会2日目だが、
昨日、足を痛めてしまった。
上海の事務所が土足禁止になっていて、仕方なく“スリッパ”を履いたのだ。
私はスリッパが大の苦手で、いやな予感がしたのだが、
スリッパを履いて昨日の午前中、講義をやることにした。
しかし、やっぱり痛くなってきて我慢できず途中からスリッパを脱いで、
土足禁止を無視して自分の靴を履いた。
その日一日は何とか済んだのだが、
今朝起きたらかなり腫れ上がっていて、歩くのがやっと。
今日の研修は、午前中の講義だけして
午後の実習は荻野部長に託し、自分だけホテルに帰ってきてしまった。
私の左足は変形していて、
今は、矯正靴を作っている靴屋さんにお願いした靴を履いている。
普通の靴も履けることは履けるのだが、
ものの100mも歩くと、痛くて進めなくなってしまう。
特に、なぜだか分からないが“スリッパ”は最悪で、立っているのも辛い。
足首に変な方向の力がかかるようなのだ。
無理して履いて立っていると、今日のように腫れ上がってしまう。
午前中の講義も、自分で言うのもなんだが迫力が無かった。
最初に昨日の研修についての質問を受けることにしていたのだが、
ほとんど講義にならず、結局最後まで質問会に終始してしまった。
予定のプログラムが進まない。
その挙句に、ギブアップで自分だけホテルでこれを書いている。
挫折感にさいなまれる。
バスで足を冷やして、ベッドに横になった。
1時間ほど寝たであろうか、
それまでも睡眠時間はたっぷり取っていたのだが、まだ頭が重い。
おまけに歯までうずいてくる。
何とかあと1時間で立ち直らなくてはならない。
足が弱点である。
こればかりは何ともならない弱点である。
せめて太っていなければ、それほどでもないのだろうが、
年取ってから自分でもいやになるぐらい太ってきて、止まらない。
4年前に比べて10kg以上太った。
デブが私の唯一の弱点に重くのしかかってきて、弱点を増長させている。
デブは精神力の弱さでもある。
だから結局は、私の弱点は精神力の弱さということになるのか。
たぶん、私は足がだめだから車が好きなのであろう。
自分の足で人より早く走ったことが無いので、
車に乗っていれば、人より早く走る事も出来て、それで車が大好きなのだろう。
それは自分でも気づいていた。
いい車に乗ってリッチな気分で優越感を感じたい、なんて気持、かけらも無い。
速く走りたいだけ。
自分を速く移動させる機械が大好きで、その意味で車が好きなだけ。
こんな書き方は、自虐的で、精神的にもよろしくないのだが
こんな時があってもいいじゃないか、とも思う。
誰だって、いつもいつも力を体にみなぎらせて、順風満帆なんてわけないのだから、
たまには、挫折感に満ちた話をしてもいいでしょ。
そろそろ仕事の行動パターンを変えていかなくてはならない。
猪突猛進は色々な意味で無理になってきている。
上海に訪れ始めて、初めて早く日本に帰りたいと思った。
やたらとクラクションの鳴らない静かな日本に帰りたいと思った。
しかし、あと1時間でまた車聖さんに会い、
車聖・任社長のとっておきの快洗隊の用地を見に行く。
今夜は食事にも誘ってもらっている。
あと1時間で立ち直るのだ。
今日の午前中の事務所での研修
今日の任さんは、いつものようにパワフルであった。
(どこかしら私に似ていると感じるのは錯覚であろうか。)